正直かなり変わったアルバムです。
まずこの方は一体誰?って感じですが、残念ながら全く売れずに消えてしまっただけによくわからないです。イギリス人で、Honeybusというバンドにいたみたいですが、チョイヒットを放っただけで、そのプロモーション活動に嫌気がさして脱退し、変名で数枚シングルを出したのちに、このソロアルバムを作ったみたいです。
このジャケットも、全く中身がイメージできないだけでなく、誤解を生んでしまうようなシロモノです。(よく知らないんですが、有名な人ですね。)
タイトルも君の耳の中?なんて、ふざけてませんか。
この方を検索してみたら、おおよそロックとは縁遠い、Buddy Hollyがかけてたような黒縁メガネをつけた写真が出てくるもので、またまたパニックですよね。歌も微妙で、頼りない感じです。
しかし、聴き込んでいくとどんどん良くなっていくんですよね。よく練られた曲構成、コーラスワーク、無駄のない様々な楽器。儚くもあり、美しくもある。意外に捨て曲もない。軽妙な曲もあり、曲順も絶妙。どう考えても、名盤と呼ぶにふさわしい中身です。どんどん心の奥底に入ってくる感じが、ある意味怖いです。でも、決してシリアスというわけではなく、滑稽さも帯びていて、そこがすごいところですね。ついつい毎日聴いてしまってます。こんなものがまだあるとは思いもしませんでしたし、驚きです。。売れると勝ち、売れないと負けという資本主義社会の中で、本当に価値のあるものでも売れなければ埋もれてしまうんでしょうけど、そこを見つけ出してくる人もいるわけで、そういう方々に感謝ですね。
とにかく名盤であることは間違いないでしょう。売れなかったことが信じられません。感動しました!今年のベストアルバム候補ですね。

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