2013年6月22日土曜日

6月に買った本(Music Magazine 1)

ボサノーヴァに幻想を抱いてる訳ではありませんが、この音楽、奥深いです。
とりあえずお手軽にブラジル音楽を理解するには、ギター教則本等多数あってアプローチしやすいのも事実ですが、いざ自分でやってみると痛感するんですが、そんなにお気軽な音楽ではありません。なんとなく日本で定着してるイメージって、おしゃれな感じだったり、ジャズの延長線の扱いだったりしますが、私の中には全くないんですよね...。
Joao Gilberto御大からボサノヴァを聞き始めたせいなんでしょうかね。最近、御大の演奏を改めて聴き直してるんですが、全く対極にいて、音楽の表現のあり方すら問われているような気がしてくるんですよ。この本の中でも書かれてますが、サンバの要素を極端にMinimumにしたというか、純化した感じです。残念ながら、自身ではとても弾き語ることすらできない状態(歌のリズムとギターのリズムが分離できないとボサノヴァの弾き語りは無理!)ですが、でもボサノヴァが広く早く浸透し、早く廃れた理由が、自分で弾いてみるとわかるような気がします。興味あったら弾き語りをおススメしたいですね。簡単に弾けそうで、このグルーヴは出せないですし、残念ながら弾き語りすらできないです...。玄関広そうで、その奥が狭くてなかなか進めない感じですかね...。
前置きが長くなったんですが、一応ボサノヴァの背景等ざっと知ってるつもりではありますが、改めて俯瞰したく、この本を購入しました。
あのとうようさん監修で、例のごとくボサノヴァはこんなもの!って言い切っちゃってるんですが、まあ、納得と言えば納得でしょうか。
ボサノヴァをいろんな角度から見た文章を集めた前半と、アルバム100を紹介した後半に分かれてますが、アルバムの中にはボサノヴァか?というものも混在してて、ある意味ボサノヴァの苦しい実態を感じてしまうのは私だけでしょうかね...。敢えて批判覚悟で言えばTom JobimとJoao Gilbertoだけで十分な気がしますし、さらにルーツをもっと掘り下げて、重要なサンバの重要な楽曲やアルバム(100枚のうちの前半にありますが)をもっと紹介しても良かったような気がします。現在進行形のボサノヴァも紹介したかったんでしょうけど、それも苦しいですよね...。前半で散々ボサノヴァは死滅(昇華ですね)したと語りつつ、矛盾しているような気がしないでもないです。広く乱暴に言えばMPBに発展したんでしょうし。どうせなら、ボサノヴァのルーツ〜ボサノヴァが輝いていた時代〜終焉くらいで100枚いかないんですかね...。
うだうだ書きましたが、こういう本は他にはありませんので、改めて感謝です。図に乗って、すいません。

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