これはたまたまディスクユニオンで見てたら、発見したので、買ってみました。
でも、ごめんなさい、ちょっとなじめないところがあります。
まず、これはあくまでも鈴木カツさんは編集であって、書いてる人は多数に渡ってるってことが、読み進めてわかりました。
あと、Good Time Musicという定義が、わかったような、わからないような感じで、個人で好き勝手に捉えていいとは思うんですが、しっくり来てません。
アルバムピックアップも、ジャンル分けで、しかしそのジャンルごとは一人の担当で選んでるで、ジャンル分けしないほうがよかったような気がします。(ジャンルの括り方さえもその個人に委ねてるので、ソフトロックとか言われてもちょっと首傾げるようなものもあるような気がします。選者によってのばらつきも大きい気がします。)
根底にあるのは、モンドミュージックと同じもので、個人の主観・趣向で選んで、それが面白ければいいというDJ的な感じで、本書の中では縦軸と横軸という例えをしてましたが、それって横軸?という大きな疑問が湧いてきます。横軸というか、主軸は自分であって、自分の趣味で選んだものが面白がられるかどうかという感じですかね...。モンドは確かに同じではありますが、何が面白いかって、ジャケ買いというか、とても飛び込まないところに飛び込んでいる感じが面白かった訳で、当然情報もなにもないところに敢えて飛び込むだけに、個人の趣味趣向が浮き彫りになりつつも、自分の価値観を打ち砕いてくれる面白さがあったと思うんですよね...。それに対して、一見正統なジャンルで、気持ちいい音楽の楽しみ方を語り合う的な感じでは、ちょっと音楽的なチャレンジという感じもしないし、何か驚きもない感じで、むしろ違和感の方が強かったりするのは、たぶん主観vs主観というCloseな話に落ち着いてしまう感じがするせいだと思いますね。(「俺の趣味やと、こんなん選ばんわ!」みたいなツッコミどころ満載。)
いずれのチョイスも、知らないアルバムが多数あるので、参考にならない訳ではないですが、すいません、その人なりがわからない人がいらっしゃるので、試してみるか!という気にはなりづらいですね。これだったら、AmazonのリストマニアとかAmazonのお薦めとなんら大差ない感じがして(あれでなかなか買わないですよね?)、出版された時期が2001年なのでAmazonと比較するのも恐縮ですが、ちょっと今となっては...という感じです。(しつこいようですが、逆にモンドは今なお面白いんですよね...。たぶん書いてる方もCloseな聴き方である事をわかったうえで書いてますし、わかる人だけにわかってもらえればいいというちょっと突き放され方が余計に面白いんですよね。)
これで2500円というのも、正直高いと思ってしまいます。
ふと気付いたんですが、Acoustic Swingも同じ構成で、最初に放談、あとはいろんな人が担当という感じなんですが、これって、雑誌ならアリだと思いますが、これだけの額の本となると、ちょっとどうかなぁ...という気がしてしまいます。ごめんなさい。

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