2012年3月13日火曜日

3月に買った本(中村とうようさん)

私がいまさら云々言うものではないですが、複雑な思いもあって、この本を買ってしまいました。
音楽を聴き始めた頃、あまり頼りになる情報源も少なく、レココレやミュージックマガジンにはお世話になりました。正直、音楽雑誌はいずれも帯に短したすきに長しで、100%満足できるものはなかったんですし、実はミュージックマガジンはもっぱら立ち読みばかりでしたが、レココレだけは特別で、お気に入りのアーティストの時は今でも買ってますね。
そんなミュージックマガジン系の源流はこの方になる訳ですね。
私が音楽を聴き始めた頃は、まだまだお元気な頃でしたから、強烈な主張もあって、否応なくお名前を覚えてしまった次第です。
音楽をどんどん掘り下げていくと、ワールドミュージックに行き着いた...という感じで、勝手に思ってましたが、間違ってはないんですが、改めて一連の文章(ほんの一部ではありますが)を一気に読んでみると、レンジの広さに驚きました。比較の対象にはならないですが、自分でもこうやってちょっとした感想をどうでもいい調子で書いてるだけでも大変なのに、膨大な量の音楽を聴いて、膨大な評論をするという行為は、ちょっと信じられないところがあります。
しかし、素朴な疑問ですが、評論って何なのか...今ひとつ理解できないというか、素直に楽しめないような気がしてしまったのは私だけでしょうかね。音楽を聴く上では、アーティストの情報とか欲しくなるのは間違いないですし、それをどんどん掘り下げて行くこと自体は楽しさもあるのですが、あくまでもそれは個人の嗜好に留まっている場合だけであって、「かくあるべき」という主張に化けた瞬間に誰にとっても楽しめないものになってしまうような、そんな気がちょっとだけしてしまいました。音楽好きであったことは間違いないのですが、その音楽が楽しめなくなることって、自分でも時々感じてしまうというか、最初聴き始めた頃のがむしゃらさに比べると、惰性になってしまっている面も否めず、何か虚しさを感じてしまいました...。まったく私の勝手な解釈なので、どうでもいい話ですけどね。

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