2012年12月31日月曜日

2012年のMy Best CD

今年は正直買い過ぎですね...。
振り返ると、いろいろありました。
個人的にも、あっちこっち新たな国に行き、新たな音楽に触れる機会もありました。
「ロックファン」と一括りにされたことに違和感もあって、このブログのタイトルも変えてしまいました。(元から雑食系なので、どうでもいいんですが...。)
基本に帰って「音楽には素直にありたい」と気持ちを新たにできた年でもありました。
前半はカントリー創世時代のスター達、後半はブラジル音楽、でもあいかわらずBeatlesも見直したりしてて、あいかわらずの支離滅裂ではありますが、充実してたような気がします。(去年もカントリーとモンドで十分楽しみましたが。)
で、今年の1枚ですが、いっそのことRevolverにしようか...なんて思ったり、去年の大作であるBristrol Seessionでもよかったんですが、やっぱり後半鮮烈な印象を残したElis Reginaのボックスにさせてもらいました。
マスプロな音楽なのに、アマチュアリズム的な音というか、素直な音楽で、いろんな意味で感嘆させられます。もちろん、プロフェッショナルな音楽ですよ。でも、なんかそこを逸脱したような感じがいいですね。彼女の笑顔もいいんですよね...。かなり強烈な人だったみたいですし、我の強い方だったんでしょうけど、でも惹き付けられますよね。
ブラジル音楽はまだかじったばかりですが、サンバに代表されるように、2ビートは、非常にわかりやすいのに複雑なリズムも飲み込んでしまえるところがありますし、ギターにしても、テンションコードを手癖で押さえちゃってますし、誰でも楽器を持てば演奏できるのに、奥行きのある音楽ができてしまうっていうのが、すごい魅力的ですね。それって、音楽としては物凄いことだと思います。アメリカ主体の音楽ビジネスに世界がどんどん飲み込まれてしまっている感がありますし、ブラジルとてその例外ではないんですが、でも、こういうベースがある国は羨ましいですし、これからも独自で発展していくんじゃないんでしょうかね。
たぶん来年もこの調子でブラジル音楽主体かな...と思います。まだまだ入口に立ったところですから。
とはいえ、すこし購入枚数も減らしたいですね。正直過食気味です。
そんな調子で、相変わらずですが、なんとなく次の展望も見えつつあるような感じです。
では、皆様、よいお年を。

12月に買ったCD(Noel Rosa)

今年最後のCDです。
サンバの初期の重要アーティストで、自作自演でなかったころに自分で歌っていることも凄いですし、曲の独自性と言いますが、なかなかいい歌で、素直に引き込まれていきますね。
まだまだ聴き込みできてないですが、じっくり来年も聴き込んで行きたいです。

12月に買ったCD(Pixinguinha)

ブラジル音楽の父と呼ばれているこの方ですが、ブラジル音楽の奥深さと言いますが、懐の深さには感嘆させられます。
ジャジーなニュアンスもありますが、決してそういう影響だけで安直に語られるべきものではなく、素直にこのビートに身を任せたい気持ちです。
曲のバラエティに富んでいて、この巨人の多面性を捉えようとする意図は私でも十分理解できました。
これまたじっくり聴いて行きたいですね。

12月に買ったCD(Cartola)

ルックスからすると、ついついブルースミュージシャンあたりの泥臭い感じを少し期待したてんですが、いい意味で裏切られました。
そもそもがサンバなんで、ブルースのようなダークで重たい感じはないです。
どちらかというと、サンバでも、ちょっとウエットな感じではありますが、歌モノとしてはかなり秀逸なもので、固定観念に囚われてしまっている自分を少し反省した次第です。
じっくり聴き込んで行きたいですね。

12月に買ったCD(Elis Regina)

これは凄いです。
彼女が長く在籍したPhillips時代の音源を、60年代と70年代に分けて、全アルバム+未発表音源をパッケージしたものです。今回は、そのうち、前半の60年代のほうを購入しました。
12枚という圧倒的なボリュームなのですが、デビューして数年目からピークを迎えるあたりまでの勢いのある時期のものなので、どれも魅力的です。
彼女は、圧倒的な歌唱力を持ちながらも、チャレンジを続けた人であり、いろんなものを吸収しながらスケールを増しつつも、どこか素人っぽい感じも残していて、奇蹟としか言いようがないですね。アメリカあたりのプロフェッショナルな臭い感じや過剰演出がないのは、ブラジル音楽であるが故かもしれません。
わかりやすいのに複雑、複雑なのにシンプル、等々、相反する要素が入り混じっている感じがして、とにかく飽きさせないその姿勢には頭が下がります。
70年代版も次回間違いなく入手すると思いますが、まずは60年代版を十二分に堪能することにしたいですね。素晴らしいです。

12月に買ったCD(VA)

インドネシアの古い音楽であり、世界最古のポピュラー音楽と言われているクロンチョンの重要音源を集めたコンピレーション。
正直、クロンチョンは、演歌っぽい感じを勝手に抱いていて、イマイチ懸念してたんですが、古い音源中心ですが、懸念したような音楽とは違うようで、やっとクロンチョンが聴けたなぁ...と思った次第です。(何度かインドネシアに行ったときに買おうとしたのですが、正直私の知ってるインドネシアンは誰もクロンチョンは聴かないですし、現在進行形の音楽ではなさそうで、入手が難しい状況でした。)
結構なボリュームなので、まだ聴き込めてないですが、これから聴き込んで行きたいですね。

12月に買ったCD(Clyde McPhatter)

偉大なるシンガーの一人であることは間違いないと思うんですが、日本ではイマイチ知名度上がらないですよね...。
スムーズでパンチが効いていて個性的。どう形容しても、彼の最高の瞬間をうまく言い表す言葉が見つからないんですが、とにかく凄いです。圧倒的。
この手の音楽を「古臭い」と一蹴する人にはおススメできませんが、こういう音楽が好きな方で、まだ未体験な方には、文句なしにおススメします!
ややこしい黒人コーラスグループThe Driftersがスタートした時点でのメインボーカルでしたので、ピークはDriftersの音源からソロの初期になりますが、このアルバムはまさにそのピークを捉えたものです。
とにかく素晴らしいです。

12月に買ったCD(The Sweet inspiration)

これは微妙ですね。
Aretha Franklinのバックコーラスで有名なグループですが、単独だと今ひとつ主役が見えない...。というか、主役不在でもいいんですが、積極的にこのグループ単独の演奏を聴く意義がよくわからない感じです...。ごめんなさい。

12月に買ったCD(Otis Ruch)


この方は、実はめちゃめちゃ好きで、1988年頃だったか来日したときも観に行ったくらいで、そのくせこのアルバムは今回初めての購入なんですね。しかしこれは強烈です。Albert KingのBorn Under The Bad Signの二番煎じらしいですが、そんなことにこだわるバカなブルースファンがいたら、見てみたいくらいで、めちゃくちゃカッコウいいです。この独特のギターと言いますか、右用をそのまま左にして弾いちゃってるんですから、ギター触ったことある方ならわかって頂けると思うんですが、もう尋常ではありませんその弾きにくさからくると思われる(?)タイム感はクレイジーとしか言いようがありませんね。

12月に買ったCD(Booker T. & The MG's)


たまたまですが、本盤は持ってなかったですね。
1980年代に私は彼らのLPを数枚買い漁ったんですが、当然廃盤で、不遇の時代でしたから当然再発もなく、ボロボロの中古でノイズと一緒に聴いてたのが懐かしいです。本盤は飛ぶ鳥落とす勢いの頃ですから、悪い訳がありません。かなり攻撃的というか、暴力的な感じで、抑揚タップリです。これだけシンプルなのに芳醇な音楽って、なかなか成せる業ではないですね。素晴らしいの一言に尽きます。

12月に買ったCD(Solomon Burke)


Atlamticの続きですが、実はこれは今回初めて買いました。(先の3枚はLP持ってて、聴きこんでました。)
この方は、ゴスペル上がりなんで、強烈なシャウター系ですが、抑制も効いていて、気品を感じさせるものがあります。そこを売り手もよくわかって、カントリーなんかも歌ってたりするんですよね。素晴らしいシンガーですが、敏腕プロデューサーBurt Burnsの演出が全面に出てます。後にVan Morrisonを売り出すんですが、手法は全く同じです。Soulという枠からはみ出してる感じがいいですね。もちろんCry To Me等の代表曲は必聴です。

12月に買ったCD(Mickey Baker)


まさかまさかの選出にビックリです。これはめちゃくちゃはまりました。体裁こそギターインストアルバムで、一瞬Venturesかい!って感じですが、はみ出しっぷりが尋常じゃないです。ファンキーというか、ある種暴力的でもあり、唯一無二の存在ですね。バックアップミュージシャンとして輝かしい功績がありながら、この調子ですから、あっぱれです。ギタリストの方にはぜひ聴いてもらいたいです。マネはできませんが...。
Clyde Mcfattrr and The Drifters
これも興奮を禁じ得ません。R&Bコーラスの名門グループであるThe Driftersの初代メインボーカリストというか、稀有の名シンガーの黄金時代を捉えたベストアルバムとして必聴盤でしょう。選曲は寄せ集め感タップリですが、スムーズかつ存在感溢れる名唱の数々、涙なくしては聴けません。(なんかクサイ表現ですいません。)
正直、古臭い感じは否めませんが、そこを乗り越えると素晴らしい世界が約束されてます。ベタ褒め過ぎてすいません。傑作選の中からさらに好きなのを選んだんで、そうなっちゃいますよね...。

12月に買ったCD(Don Covay)


まずはこれから。Atlantic Recordの黄金時代のR&Bの傑作を100枚選んで1000円で提供してくれるという太っ腹企画で、思わず飛びついてしまいました。選出には多々異論あると思いますが(契約の関係かAretha Franklinが1枚もないのはビックリ!)、まあここは貴重なCDが発売されることを素直に喜びましょう。
で、これですが、名作かと言われると???なんですが、なんとも独特の立ち位置で、Rock'n Soulと呼ぶべきか、B級な感じがいいです。StonesのMick Jaggerがクリソツなのは有名な話ですね。タイトル曲や、後述のSolomon BurkeがヒットさせたGood for me等ソングライターとしての才能は評価されてたようです。ただ、長くトップアーティストとして君臨できたわけでもなく...という感じです。

2012年11月4日日曜日

11月に買った本(シンコーミュージック)

また上から目線的コメントですいませんが、このシリーズ、ちょっと微妙だったりしませんか。どういう基準で選んでいるのかよくわからない感じだったり、解説がイマイチつまらなかったり。でも一番の不満は、膨大な情報量なんですが、それにアプローチするのが難しかったりすることですかね。なぜかと考えてみると、アルファベット順にならんでるせいですね。アルファベット順は最後の索引だけにして、本文はせめて年代別とかになってると、サンバの流れも俯瞰できて良かったと思うんですよね...。ディスクガイドなので、余計なコラムは一切排除されてるんですが、それは仕方ないにしても、せめて年代順とかカテゴリー順だとかになってると、かなり違ってたと思います。内容を云々言ってるつもりはない(というかまだ内容云々は言えない)だけに、もったいないんですよね。
正直、まだサンバがよくわかってないだけに、ちょっとこの本を見て次に買う作品を選ぶのはかなり難しいです。私だけですかね...どうでもいいですね、すいません。

11月に買った本(Music Magazine & レコード・コレクターズ)

これも買っちゃいました。
最初、正直ちょっと躊躇したんですよね。というのも、前半はロック関係ですが、このアルバムが?って感じが結構あり、またまたRolling Stone的判断基準が沸々と蘇って来て、違和感たっぷりだったんですが、しかし後半はラテンやアジアなどワールド系が収録されているので、これは買いだなと判断した次第です。
まあ、前半の云々がありますが、後半はまさにディスクガイドとして使える感じですね。
なんか、上から目線的コメントですいません。

11月に買った本(Douglas B. Green)


実はこれを買ったのは10月ですが、まだ読んでなかったので、今月になっちゃいました。どうでもいいですね。
たまたま行った本屋でバーゲンセール品として並んでたんですが、なかなか面白そうだったので買っちゃいました。(バーゲンで650円程度で購入。安いです。)
で、この本、なかなか面白いです。
まず、作者の人、私は知らなかったんですがカントリーのミュージシャンです。どちらかというとカーボウイスタイルを貫いているようで、YouTubeで見てみたんですが、なかなかいい感じのバンドです。まさにLost Music Alive!って感じです。このバンドもちょっときになってきましたが、それは余談ということで、本の紹介に戻りましょう。
この本、この作者の人が好きな「Classic Country Singer」を集めているという内容で、バラエティに富んでます。いわゆるClassic Coutryって、カントリーを作ろう!という意図で音楽活動を始めたアーティストではなく、カントリーって後付けで言われただけのような気がします。とにかくみんな個性的ですし、説得力あります。そんな彼らの特徴をうまく捉えているのは、たぶん作者が愛情持って編集しているせいだと思うんですよね。そういうのが本を中核にあると、見てる方も楽しくなる次第です。
なんか青臭くてすいませんが、そういう音楽が失われつつあるのは、悲しい次第です。
そんなことをちょっと思ってしまったんですが、この本はとにかく面白いですよ。オススメです。

11月に買ったCD(Herb Alpert's Tijuana Brass)

モンドと出会ってなかったら、たぶん聴かなかったアルバムでしょうね。
とにかく、軽い。まさにイージーリスニング。引っ掛かりがない。それだけで、聴かない理由には十分かもしれない。ロック的なもの、というかRolling Stone的な音楽価値観にガチガチに凝り固まっていた私でしたので、まず一蹴でしたね。
でも、この軽快さ、他では得られないものです。
スウィングほどの気持ち良さではないですが、なんというかこういう軽さはなかなか出せるものではないです。
このアルバムは、某深夜放送のテーマで有名な曲が入ってるわけですが、この曲にしても、そのことを差っ引いて聴くと、なかなか面白い曲です。1曲目から最後まで、ほぼ同じアレンジで、同じ調子なんですが、でもいい感じです。全曲食べ物に絡むという企画モノなんですが、ジャケット含めてわかりやすいです。
まあ、ロック指向な方には、まずオススメできませんが、雑食な方ならオススメですね。
面白いです。

11月に買ったCD(The Beatles)

これはいわゆる問題作ですね。代表作にように言う人もいれば、質的に落ちるという人もいますが、私は後者ですので、ずっと買ってませんでした。ただ、たまたまですが、このアルバムの目玉曲の1つでもあるA Day In the Lifeを聴いて、めちゃくちゃ感動したので、改めて購入してみました。(中古ですが。)
アルバム単位で聴いてみると、曲の出来にムラがあるのは事実で、やっぱりアルバムとしてはイマイチですね。しかし目玉曲はずば抜けて素晴らしく、このバンドが多くのバンドよりも頭一つ出てたのが納得させられます。部分的に勝っているバンドはいくらでもいますが、ここまで総合力で勝負できるバンドは、他にはいないのではないでしょうか?チーム力というのが、まさにこのバンドの勝利の要因でしょうね。そこが奇跡と言える所以かもしれません。ただ、しつこいようですが、このアルバムが最高傑作ではないことは、改めて感じている次第です。もう一枚のほうが、まさに最高傑作の1枚ではないでしょうか。

2012年11月3日土曜日

11月に買ったCD(The Beatles)

本盤については、私が云々言う必要はないと思いますが、いわゆる不朽の名作というヤツですね。
レコードでは持ってたんですが、CDでは買ってなかったので、例の2009年リマスター盤を中古で買ってしまいました。
改めて聴いてみると、かなり斬新で、当時としてはこのジャケットも含めて、ぶっ飛んだアルバムだったような気がしますね。
間違いなく彼らの創作のピークであり、バンドとしてまとまりもこのあたりが最高だったような気がします。ストリングスが圧倒的なEleanor RigbyからブラスロックのGot To Get You Into My Lifeやヘビーなロックナンバーまで、これだけの幅広さを持ったバンドって、後にも先にもBeatlesだけなような気がしますが、どうでしょう?
感動的です。

11月に買ったCD(Joao Gilberto)

ちょっと趣向を変えて、Brasilian Musicです。
ボサノバのギターを作ったこの方ですが、本盤においては、まだギターは地味目で、意外に彼の歌にスポットが当たっているのにはちょっとビックリです。すでに独自の世界が展開されてはいる曲があるものの、ちょっと中途半端な感じがしないでもないです。
ボサノバという音楽がおしゃれな音楽として取り扱われている日本では、この音楽の本質が理解されるのかどうか怪しいですが(かく言う私もまだ勉強中ですが)、サンバの派生として見て行くと、ここからボサノバが本格的に形成されていく様がわかって面白いですね。後半は完全にサンバです。
ブラジルにおいては、今となってはボサノバ自体は化石のような扱いですが(インドネシアでのクロンチョンよりはマシですかね...)、仕方ないかもしれませんね。

11月に買ったCD(VA)

これも微妙です。
一応クロンチョンと書いてますが、中身はかなり安っぽい楽曲演奏で、ラウンジという感じもしないですね。いわゆる米国スタンダードな曲とクロンチョンスタンダードな曲のミックスですが、盛り上がりに欠けます。
失敗しました...。
アジアの音楽はよく調べて買わないと、こんな羽目になるような気がしてきました。

11月に買ったCD(Karya Emas)

謎のCDです。
インドネシアで、試しに2枚買ったうちの1枚です。
中村とうようさんが、世界最初の大衆音楽と言ったインドネシアの音楽を聴いてみたくて、買ったんですが、これは見事にハズレです。ガムランでした。思った程ヘビーではないですが、通して聴くとさすがにヘビーです。これを愛聴するかというと、多いに疑問ですね。民族音楽はなんとも評価し難いです。ゴメンナサイ。ジャケ買いは通用しそうにないですね。

11月に買ったCD(The Parade)

久々にソフトロックです。
あまりジャンル気にして音楽を聴くことは少ないですが、今回もソフトロック云々ではなく、面白そうな感じがしたんで、買ってみました。
Roger Nichols &Small Circle of Friendsの続編というか、一部メンバーによる別プロジェクトいう感じらしく、全録音を集めている様です。
まあ、そんな事関係なく、まずは聴いてみた訳ですが、これ、結構格好いいです。3人のハーモニーが売りで、さすがですね。ちょっと似たような曲もいくつかありそうです。
たぶん上述のRoger Nicholsや、Millenniumが好きな方にはオススメです。
じっくり聴いて行きたいですね。

11月に買ったCD(Wondermints)

久々にロックアルバムです。
先般、BB来日を見て、以前から気になってたこのバンドのCDを買ってみました。
不勉強で恐縮ですが、なぜか日本の会社からアルバムを発売しており、不思議なんですよね...。このアルバムは、彼らの2ndに当たるみたいですが、カバーアルバムという企画モノになってます。でも、言われなかったらわからないくらい結構マイナーなカバーばかりです。バンドの雰囲気は、Brian Wilsonとの活動のイメージがあるので、そういうサウンドなのかなぁ...と思ってましたが、ちょっと違ってます。結構ロックしてますし、それなりにイマドキな音でもあります。こういう音というか、こういうバンドがやれるというのは、やっぱり羨ましいですね。
ずば抜けて素晴らしいとは言い難いですが、よくできているアルバムだとは思いますね。
ジャケットの雰囲気と、実際の音は、結構イメージ違います。オルタナティブな感じですよね。

2012年10月19日金曜日

10月に買ったCD(B.J.Thomas)

次はこの方です。
今回はこの3枚に抑えました。(ここにいると、ついつい見過ぎてしまって、目移りしてしまうんですが、毎回自分にテーマ(縛りですかね)を与えて、買うようにしてます。どうでもいいですね。)
これは、まったくイメージ変わってしまいましたね。ごめんなさい、正直勉強不足で、この人は、例のBacharach Songしか知らなかったので、そのイメージを勝手に膨らませてましたが、どちらかというと先のCharlie Richに近い路線で、まさにBlue Eyed Soulって感じの曲のオンパレードです。この辺りの曲は、ありきたりではあるんですが、でも惹かれてしまうのは、何なんでしょうね...。白人が黒人の音楽を歌うとかそういうニュアンスを再現する感じが、ロックンロールとかに共通する妙味を醸し出すのかもしれません。というか、そんな感じが好きなんでしょうね。まあそんなことを少し思った次第です。でも、やっぱり例のBacharach Songは、この中で頭一つ出てる感じで、そっちをまたまた聴き込んでしまってます。
そういえば、Hooked on a feelingっていう歌もこの人がヒットさせていたんですね。The Ovationsというソウルグループのバージョンがめちゃくちゃ好きなもので、ちょっと嬉しくなった次第です。これまたどうでもいいですね。
しかし、この不敵な笑いは何でしょうか?すいません、これまたどうでもいいですね。失礼しました。

10月に買ったCD(Charlie Rich)

次はこの方です。
この方は、まあ私にとっては特別と言いますか、Sun時代の名曲の数々の幻影を追い求めているだけかもしれませんが、やっぱり凄い方です。
前回購入したSmash時代の録音を集めたCDは、Sun時代の影がちらついて、時代とのギャップも感じられて、ちょっと楽しめないところもあったのですが、今回は趣向を変えて、「カントリーへの転身」と言われた後のアルバムを買ってみました。どうもカントリーへの転身というと、コンサバなイメージになりがちですし、写真だけ見ると、銀髪の変な長髪はいただけない感じもするんですが、でも、実は結構好きだったりします。
強力な曲があるという訳ではないですし、凄い瞬間がある訳ではないですが、このしっとり感というか、説得力というか、なんとも他では堪能できない世界で、単にカントリーというカテゴリーで括ってしまって、聴かないのはもったいない気がします。
どうなんでしょうか?ロックな感じを求めると、やっぱり違うんでしょうけど、でもカントリーという訳でもなく、私からすると、Blue Eyed Soulなニュアンスを結構感じるんですが、勘違いですかね...。
なかなか面白いと思いますよ。

10月に買ったCD(Merle Travis)

またまたNashvilleに行く機会があり、今回は残念ながらライブを聴いたりするような時間はなかったんですが、とりあえずDown TownのいつものErnest Tubb Records shopに行ってしまうわけですね。
今回は、今まで気になってたけど、買ってなかったものを、買いました。
まずはこれです。
Country Guitar Giants(実はその枠にはとどまってないですが)として有名な方ですが、実はボーカルも味わい深いものがあるですよね...。録音数は限られていますが、I Am A Pilgrimなど超名曲もあって、実はカントリーシンガーとしても多大なる貢献をされています。
このアルバムは、その名パフォーマンスが一気に聴けるアルバムです。(Bear Familyがリリースしており、アメリカで買うとちょっと高めなんですが、内容はそんなこと云々するようなレベルではありません。)
すでにいくつかの曲は持ってるですが、一気に聴くと、なかなか聴きごたえありますね。
曲の前にナレーションが入ってるんですが、こういう英語でもすっと理解できるレベルではないので、ちょっと悲しくなっています。(どうでもいいですね。)
圧倒的な音世界!という感じではなく、肩の力を抜いた感じで、飄々と歌って行く感じがなんともいいですね。
映像も残ってたりしますんで、そちらもお薦めです。YouTubeで試聴されて購入されてもいいかと思います。
最高です!

2012年10月14日日曜日

10月に買った本(中村とうようさん)

ここのところ、音楽本ばかり読み漁ってるんですが、たまたまずっと海外出張続きで、移動中に読む時間が増えたせいもあります。どうでもいいですね。
この本、正直、大作「大衆音楽の真実」よりもずっとわかりやすいです。(ご自身もこの本の前書きで認められているようですが。)
新書サイズで、大衆音楽を俯瞰できるような濃厚な内容をどうわかりやすくまとめるか、というところに腐心されたのが、私のような素人でも十分にわかります。
でも、一定の制約の中で、モノ作りをするってことは、結果的にいい方向に作用するってことは、よくある話ですよね?
今回も、それが功を奏したと思うんですよね。
こんな凄い方が書いた本を、こんなに軽くコメントしてしまうのもたいへん恐縮ですが、濃厚な内容をぎゅっと凝縮した感じで、この本はとにかく一読の価値はあると思います。
とうよう節といいますか、黒人の音楽が一番!という感じがあっちこっちにちりばめられてはいますが、商業音楽のあり方を問うという感じは、より具体的に見えてくる気がします。
岩波新書がこういう本を出した事自体も凄いですが、残念ながら絶版なのも、日本の音楽に対する意識というか、ステータスがよくわかりますね。
ずっと思ってたんですが、なぜ今の音楽の多くがつまらなく感じるのかが、ちょっとわかったような気がします。
ただ、あまり理屈っぽいのもどうかと思う次第で、音楽を大衆云々で捉えるのは評論家の方々だけで、我々リスナーやプレイヤーはよりパーソナルな方向に向かっていますし、それは否定できるものでもないと思います。もしかしたら、非大衆でも音楽ができる土壌が整う可能性すらある状況ですから、それがどう拡がりをみせるか期待したいと思ってるところもあるので、もう「大衆音楽の世紀」は終わったと思えるところもあったりします。小難しい事を考えても、あまり目の前の事は進まないので、自分は自分なりに音楽を楽しみ、音楽を作って行きたいと思う次第です。
なんとなく、とうようさんの本って、後味悪さがありませんか?それをご本人も意図されているところもあるので、これが書く人と読む人の面白い関係性なんですかね?そう言いながら、私もこういうのは嫌いではないです。
そんなことを感じてしまった今日この頃でございます。

10月に買ったCD(Waldjinah)

ついにインドネシア音楽にまで手をつけてしまいました...。
偶然にしては出来過ぎなのですが、たまたまインドネシアに行く機会があったので、事前に読んでいた本等を元にCDでも買って帰ろう!と意気込んでたんです。
しかし、仕事が超多忙で、まったくそのような時間がなく、断念しました。
でも、インドネシアの音楽を聴いてみたい!という欲求は収まるはずもなく、まずは手に入りやすいものを!ということで、日本に戻ってから購入したのがこれです。
先に紹介したインドネシア音楽本の著者である田中さんがプロデュースしたらしく、現代的な感じながらも、いい音してます。このおばちゃんの存在感もバッチリで、確かに歌声は凄いです。
ただ、馴染めたか?と言われると、正直そんなに自分自身柔軟性があるわけではなく、まだまだ中毒になるほどではないですね。
意外に、ハワイアンあたりを聴いた時と同じような、心地よい感じは、嫌いではないんですけど、もう少し古い感じを聴いてみたいと思いましたね。
すいません、要するにまだ良さがわかってないんですよね。そんな調子です。

10月に買った本(田中勝則さん)

これは、私が悪かったです。
まだ一度も聴いた事がないのに、いきなり本から入るのは無謀でした。
一応一通り読みましたが、音を知らないので、解説の意味がないです。
中村とうようさんの本で知ったとはいえ、まずは音楽聴かないと。
聴いてみて、ハマったら、また改めて読んでみます。

10月に買った本(Willie Whopper)

同じく、ブラジルかぶれで買った本ですが、これは面白いです。
ブラジルってどんな国?というところから始まって、ブラジル音楽の歴史や情報、さらにその楽しみ方(現地訪問含む)というのを、テンポよく紹介してくれます。これだけの内容なので、深堀りするには不満があるかもしれませんが、これくらい俯瞰した情報をまず持ってるのと、持ってないのとでは、ずいぶん違う気がします。
やはりという感じですが、この著者の方は実は日本人で、ブラジル音楽ファンなんですよね。だから、こういう愛のある本が作れる訳ですよね。やっぱり自分の好きな音楽を好きになってもらいたいと思ったら、背景や今の状況等正直に語って、わかってもらいたいと思うでしょうし、いい意味でも悪い意味でもそれを知ってもらった方が、好きになれる近道だと思ってらっしゃるんでしょうね。
読んでいて面白いですし、これを参考に深堀りしたくなるような、そんな本です。
これからブラジル音楽を楽しみたい人には、お薦めです。

10月に買った本(Chris McGowan & Richardo Pessania)

ブラジル音楽にちょっとかぶれてしまったので、ガイドブックを購入しちゃいました。
いつものごとく、ちょっと変化球で、中古の絶版本から購入です。(安いですし。)
ブラジル音楽全体を本格的に解説した日本語訳本という意味では、出版された時点では意義があったとは思いますし、結構幅広く紹介されているので、読む価値は十分あると思います。
ただ、ざっと紹介しただけの感じなのと、巻末のディスコグラフィも文字だけなので、ちょっと不満も残ります。ジャケット写真くらい載せて欲しかったですね。新品では2400円もした本なので、その値段だと躊躇しますね。

10月に買った本(Gazette4)

これはかなり変わった企画本です。
Mondoで一世を風靡したユニットが、「ひとり」をイメージさせるアルバムをピックアップして紹介した本です。
Mondo Musicの中でも、テーマ別のアルバムピックアップみたいなコーナーもありましたが、そこから飛び出した独立企画みたいな感じですかね。
そもそもが「ひとり」の感じ方もそれぞれでしょうし、それをわかってて、あえてそのテーマでアルバムを並べてみることで、また何かが見えてくる感じもありつつ、押し付けがましくないのが、また面白いところです。
なんでもそうでしょうけど、行き過ぎでなかったら、こういう面白がり方も悪くないと思いますね。
残念ながら絶版ですが。(私はいまさらながら中古で手に入れました。)
ただ、正直、Mondoに比べると、そそられるものが少なかったというのも、正直なところです。そんな感じです。

10月に買った本(萩原健太さん)

まさに、ファンによるファンのための本という感じではないでしょうか。
今回の来日に合わせての出版ですが、いくつか本が出てましたが、これが一番充実していると思います。
とにかく、Beach Boysに対する愛が満ちあふれていて、感服します。
名盤だけでなく、コメントの難しいアルバムもあるはずですが、それぞれをそれぞれなりに評論されていて、○×という感じでないのが、いいですね。こういう本があってもいいと思いますし、むしろ初めて聴きたい人や、十分聴き込んでいる人にも、読み応えのあるものですし、Beach Boysに関わるすべての人に読んでもらいたいと思う本ですね。
素晴らしいです。

2012年9月20日木曜日

9月に買ったCD(Aretha Franklin)

今月はちょっと買い過ぎですね。
でも、知らなかったんですよ、こんな凄いライブが出ていたなんて。
Arethaは確か飛行機恐怖症で、日本に来る可能性は全くないですが、全盛期のライブなので、悪いはずがありませんね。
ひたすら、グイグイ引っ張って行く感じで、この熱気とエネルギーに当たってしまいそうです...。ここまで一定のテンションが続くことが、驚愕です。
陳腐な言葉しか出ませんが、さすが姉御、頭が下がります。

9月に買ったDVD(V.A.)

伝説のカントリーギター!っていうタイトルも凄いですが、演奏も紛れもなく伝説です。
RounderのこのシリーズのDVDはかなり面白いものが多数あるので、完全に安心して買ったのですが、単独アーティストのDVDに収録されているビデオクリップとのダブりが多く、ちょっと残念でしたね。(Merle Travisはすべて単独リリースしているものとのダブりばかりでした。)
まあ、カントリーギターを初めて研究してみたい!と思った人にはお得なDVDかもしれません。

9月に買ったDVD(Merle Haggard)

カントリーって、どうしても敷居高いというか、一番身近でないイメージがありませんか?
アメリカ人の音楽というか、かなり保守的なアメリカ人の音楽という感じで、共感できないというか。
確かにカントリーの聖地Nashville downtownでも、たくさんある観光客向けライブハウスでは、なんだかよくわからない音楽を演奏してるくせに、アメリカ人ばかりで入りづらかったりします。その中に一人で堂々と入って行ける日本人って、余程の好き者だけで、ちょっと敬遠してしまいますよね。
でも、カントリーというだけで、一括りで敬遠するのは、やっぱりもったいない。白人の音楽、黒人の音楽で、どっちが素晴らしいとかではなく、それぞれが影響し合って、混じり合って、アメリカ音楽が形成されているわけで、Black Music崇拝だけでは、この多面性を捉える事は無理ですよね。カントリーも実はいろいろなものがあって、ロックにも多大なる影響を与えてますし。(ロックに影響を与えたから凄いという訳ではありませんが。)
この方は、そういう意味では、カントリーロックと呼ばれたGram PersonsとかByrdsとかがやってた音楽に多大なる影響を与えていますね。その手の音楽が好きな人なら、間違いなく好きになれるという感じです。いわゆるソリッドなカントリーで、Nashvilleがストリングスを使ったスィートなカントリーに陥ってしまっていたころに、原点回帰でバンドらしい音で煌びやかなサウンドを聴かせてくれてました。(Nashville Soundに対抗して、Bakersfield Soundっていうみたいですが。)
このDVDは、そんな彼のテレビパフォーマンスを集めたもので、Country Music Hall of Fameのお墨付きのなので、悪い訳がないだろうと期待して購入しました。
実は、James Burtonの大ファンでして、演奏シーンでもないかなぁ...なんて思ったんですが、それは残念ながらなかったですね。
彼のキャリアを俯瞰するには、まずまずではないでしょうか。最近この手の映像はYouTubeで見れてしまうので、わざわざ買う価値があるのか?という素朴な疑問もありますが、まあ、そんな感じです。前置きが長過ぎましたね...。

9月に買ったCD(Charlie Rich)

ブラジルからナッシュビルに戻り、ブラジル熱を冷ますために、いつものErnest Tabb Records Shopをのぞいたら、まずこれを見つけてしまいました。
この方は、正直かなりのファンなんですが、キャリヤは必ずしも恵まれていたとは言えず、その才能を十分に活かしたレコーディングも少ないのですが、期待を少々しつつ購入しました。(カントリー時代と悩んだんですが...。)
やはり、ピアノと歌声は間違いないですが、アレンジや楽曲はイマイチで、ちょっと時代に取り残された感ありますね。
Kentというイギリスのレーベルは渋いところを突いてくるんですが、さすがにこの内容ではちょっと辛いですかね...。ジャケットはめちゃくちゃ格好いいですが。
少なくともHiやSunに残したものには見劣りしますよね。
そんな感じです。

2012年9月16日日曜日

9月に買ったCD(Maria Rita)


古い音楽ばかりだと、偏ってしまいそうなので、コンテンポラリーなものも1枚購入しました。コンテンポラリーなんて、ほとんど聴いてないくせに...ってツッコミもありそうですが、まあいいでしょう。
この人は、実はElis Reginaの娘であり、お父さんも音楽家で、正統筋金入りです。
ブラジルのコンテンポラリーをMPB(Musica Popular Brasileira)というみたいですが、いきなりチャレンジもどうかと思い、本盤にした次第です。売れてるのかどうかも知りませんが...。
オカンに比べると、ちょっと声が重たい感じもありますが、総じてスキのない音楽です。悪くないですが、愛聴盤になるかどうかは、まだよくわからないですね。コンテンポラリーなものは、ちょっと音が馴染めないという奇妙な状態(雑音もないのが居心地悪い?)なので、このコメント、いつも通りあまり参考にならないですね。

9月に買ったCD(Elis & Tom)

ブラジルと言えば、サンバとボサノバっていうのが大方の日本人のイメージかもしれませんが、実はボサノバは非常に短命だった音楽で、現在は非主流みたいです。
でも、Antonio Carlos Jobinは、別格で、かなりのCDが売られてましたね。
今回は、以前から知ってることもあって、ボサノバは買わないつもりでしたが、このアルバムジャケットを見てると、惹かれてしまい、さらにYouTubeで見てみたら、魅力的な映像があったりして、もうこれを買わないとあかん〜と思ってしまった次第で、購入してしまいました。
ボサノバといえば、アンニュイな感じで、つぶやくように歌うイメージがすっかり定着してるのですが、Elisさんの手に掛かると、すごいポジティブな感じです。
2曲目以降は、しっとりとしたものも多数あって、まだまだ通しで聴くのは辛かったりはしますが、とにかくこのアルバムはElisさんの魅力満載です。正直、Elisさんにノックアウトされてしまいました。はまってしまいそうです。
アメリカ録音で、ブラジル音楽がアメリカ音楽とクロスオーバーした時代の代表作ではありますが、さすがTomさん、こびる訳でもなく、独自の道を突っ走ってる感じです。
ElisさんとTomさんの2大スター共演が、なんか自然体過ぎて、うらやましく思えて来ます。これがブラジル音楽の奥深さをまさに体現しているのかもしれません。
これは、世間の評判通りで、必聴盤ですね。
ただ、いまだによくわからないのが、おまけのDVDです。映像はないようで、曲とデータだけみたいです。イマイチな感じです。

9月に買ったCD(Adoniran Barbosa)

ブラジル音楽が続きますよ。
今度はこの方です。
サンバで、サンパウロの代表歌手みたいです。
この人のサンバもまた味わいがあって、しゃがれた感じで飄々と歌います。サンバのリズムと、その飄々な感じとが相俟って、なんとも言えない、味わい深い世界が展開されていく訳です。
驚いたのは、次に紹介するElis Reginaとのデュエットなんかもあったりすることですね。さすがです。
サンバって、カーニバル音楽しか知らなかったりしますが、踊りに使うほうはどちらかというとパーカッションとかが全面に出ているインストモノで、歌モノはまた違った味わいがあるようです。それをまさに体験できるCDではないでしょうか。

9月に買ったCD(Jacob do Bandolim)

続けて、ブラジル音楽です。
サンバにマンドリンが使われているって知ってました?
すいません、御恥ずかしながら、全く知りませんでした。
で、この人です。
サンバ界のマンドリン弾きのスーパースターみたいです。
ブラジルのマンドリンは、バンドリンというんですが、その名前があだ名になっているくらいの方です。
初っ端2曲がライブなんですが、信じられない長尺曲!で、信じられないテンション!という感じで、突っ走っていきます。ついて行けないよ〜って感じです。
3曲目以降はスタジオ録音で、ホッとしました。
美しく、儚く、素晴らしいバンドリンの音が十二分に堪能できます。
ショーロというジャンルらしいのですが、まだその実態すら掴みかねております。
しかし、この音を聴けば、そんな理屈っぽい話はどうでもよくて、バンドリンの音色にグイグイ惹き付けられて行くのでした。
最高です。

9月に買ったCD(Carmen Miranda)

とうようさんの本を読んでちょうど聴いてみたいと思っていたところに、不思議なもので、たまたまブラジルに行く機会に恵まれ、ブラジルのfnac(ヨーロッパではメジャーなCDショップ)に行って、いくつかCDを漁って来ました。
我ながら、結構バリエーションに富んだものが買えたなぁ...なんて、思っている次第で、さっそくご紹介します。
まずはこれです。
とうようさん曰く、「世界ポピュラー音楽史上、もっとも魅力ある花」と例えられていましたが、今までに聴いた事のないような音楽と、圧倒的なボーカルに、ボサノバ以外のブラジル音楽をきちんと初めて聴いた私でも、ノックアウトされますね。このコンピは、彼女のベストをテーマ別?に編集したものらしいですが、ではこの「1」は何なのか?、すいません、さっぱりわかってません。でも、このジャケットの視覚的なイメージで、よくもわるくもサンバとブラジル音楽の代表として、ハリウッド進出まで果たしてしまったようですが、それ以前の録音が彼女のベストトラックと言われており、このCDがその録音集なので、言われるだけのものはありますね。力強くもあり、エレガントでもあり、大衆にこびるわけでもなく、突き放すわけでもなく、なんとも魅了されます。
正直古臭いのは否めないですし(私はすっかりGood Old Musicかぶれなので抵抗ないですが)、ややもすすると、スムーズに聞き流してしまいそうですが、じっくり聴きたいですね。ブラジル音楽、奥深そうです。

9月に買った本(中村とうようさん)


実は、9月に買った本ではないです。
正直、買って3ヶ月で、やっと読み終わりました。(なかなかじっくり読んでる時間がないもので...。)
500ページにも及ぶ文章量にまず圧倒されますね。
以前から本書の存在は知ってましたが、ワールドミュージック主体だと思い込んでいたんのと、この分厚さですから、なかなか手が出せなかったんですね。
おそらく、普通に暮らしてる日本人の方だと、まずここに書かれいる楽曲の大半を耳にしたこともないでしょうし、ここに書かれている文章の意味すらさっぱりプーでしょう。最低でも洋楽をかじってることが条件になりますが、さらに深入りしたい人しか買わないですよね、多分。見た目にすでにかなり威圧です。怒られそうですが、そういう本のような気がしますね。
マスプロダクションシステムが支配しているアメリカ音楽産業を、すっかり盲信してしまっている方々に向けて、世界の良質な音楽と聴き比べて見たらどうですか?と問い掛けているのが本書だと思いますが、間違ってますかね?
ブラジル,キューバ,インドネシアあたりだと、もっと最良のカタチで大衆音楽が育まれていますよ...って感じですよね?
アメリカだって、かつては大衆音楽があったのに、商業主義に飲み込まれてしまってますよね...って感じですよね?
大筋はその通りだと思います。でも、出版されてすでに20年近くしてしまっているんで、今の目線だと結果論になってしまうので、それを差っ引いておく必要はありますが、いろいろと無理があるように感じませんか?
アメリカの大衆音楽は50年代までで終わってしまったってことですよね。確かにそうかもしれません。ただ、大衆音楽という括りだけで、アメリカ音楽を語ってしまうのは無理があるような気がします。大衆音楽でなければ、価値なし!って感じに思えてきますよね?
大衆が音楽を育む要素は否定しませんが、アメリカを始め、その影響下の国では、音楽はよりパーソナルな方向に向かっているように見えるものの、聞き手(買い手)と歌い手(売り手)がいる限りにおいてはそれがお互いを高め合う関係であることは変わらず、単にカタチが変わっているだけのような気がします。確かに大量消費が前提であり、ゴミ音楽の量は必然的に増え続けていますし、利益優先でトンデモナイものもあったりはします。ただ素晴らしい人もそれなりにいるのも事実で、その比率は大差ないように思えます。大衆音楽か否かは、あまり重要ではないと思うんです。あまり今のアメリカ音楽に悲観的になることでもないような気がします。(ただ、失われたものも多々あるのは事実で、そこに惹かれている私であったりもするんですが...。)
文中でも、そのあたりを取り上げざるを得なかったのか、唐突にビートルズも出てきたりして、わかりづらいです。
どうせだったら、
1. アメリカ音楽の系譜(大衆音楽がどう商業主義に飲み込まれたか)
2. それに付随する流れ(50年代以降、どう世界を飲み込んでしまったか)
3. 第三国の流れ(アメリカ音楽産業に影響の少ないところでの結実)
と整理してもらったほうがよかったりしません?その中で重要人物・最重要曲を網羅し、それにマッチしたコンピも出す...というほうが、もうちょっと真実がわかりそうな気がしませんか...。
でも、そうすると、3刊くらいに分かれてしまいそうですが、勝手なことを言えばそのほうがよかった気がしますね。
というのも、まだまだそうは言っても、すべて形骸化したと片付けるにはまだまだ勿体無いアメリカ音楽で、またネット時代で、新たな寵児が生まれる可能性も十分にあるでしょうし、遠い時代の話ならわかりますが、たかだか2世紀未満なんで、やっぱりもっと人物や楽曲にスポットを当てて欲しかったです。
でも、こういう本を、この時代に出された意義は大きかったんでしょうね。それだけに、問題提起だけでなく、再構築をして欲しかったです。真実というならば...という意味でです。
ずいぶん勝手なことを言ってるとは思います。ただ、先般読んだアメリカ音楽の本も、ちょっと消化不良な気がしてならなかったです。最初に挑発的な言葉で煽りながらも、最後のオチがないような気がしてしまっただけです。
すいません、音楽評論はやはりそこが限界なんですかね...。
ちょっと残念な気がしました。
でも、ワールドミュージックに挑戦したい人や、まだ商業主義に飲み込まれていないアメリカの古い音楽を聴きたい人には、貴重な本であることは間違いありません。
圧倒的な情報量なので、ぜひ興味のある方は読んでみる事をオススメします。

9月に買ったCD(Lew London)

これも気になってたんですが、たまたま日本盤を中古で見つけたんでついに購入。
期待の音のほうは、まさにAcoustic Swingという感じで、グイグイ引っ張ってくれます。ちょっとおや?っていうアレンジもあったりしますが、いずれの楽曲も、Jazz, Country, Bluegrassのいいとこ取りした感じがニクいですね。こういう人がいるというのが、アメリカンミュージックの恐いところです。食わず嫌いはいけませんね。

9月に買ったCD(Hoosier Hot Shots)



以前からかなり気になってたんで、やっと買えたという感じですが、中古購入ですね。
期待を裏切らないというか、ジャケットそのままの音が飛び出して来ます。しっかりした音楽性に裏打ちされたおふざけなんで、洒脱ですね。これはなかなか真似できないでしょう。こういう音楽を知ると、音楽の幅が広がる気がします。
ただ、こういうアーティストは動画で見た方が断然いいです。YouTubeにも動画ありますので、興味のある方はぜひご覧になられることをオススメします。

9月に買ったCD(Tampa Red)


タイトル変わって、気持ち新たに再開です。
(と言いつつ、何ら中身は変わりありませんが。)
先日読んだ中村とうようさんの本の中に「ロックへの道」というコンピが紹介されていて、その中に名曲Tight Like Thatが選曲されてるんですが、残念ながらそのコンピは廃盤だったもので、またまた無性に聴きたくなり、本盤を購入しました。この曲自体はレコードでは持ってたんで、知ってはいましたが、「スライドギターの魔術師」の異名を持つ人なだけに、妄想が膨らんでしまった訳ですね。
このアルバムは、シリーズで彼の業績を網羅するという壮大なもので、いろんなセッションが収められていて、さすがDocument Recordって感じです。音楽性はかなり幅広くて、いずれもめちゃくちゃ格好いいですね。スライドギターという面だけでなく、様々なセッションを通じてのこの方のセンスを感じる事ができますね。このシリーズ、久しぶりにそそられそうな感じです。

2012年8月21日火曜日

blogタイトル変えました

いろいろと誤解の多いblogタイトルを変えました。
すっかりロックからかけ離れた音楽ばかりを聴いてますし、元々ジャンルへのこだわりもなく、ただ自分の興味の赴くままに買っているCDの忘備録という極めて個人的なblogですので、タイトルを改めるべきと思った次第です。
内容は全く変わりませんので、今まで通り、適当に流してもらったらと思ってます。
このblogを自分の自意識を満足させるための道具にしないようにしているつもりですし、改めて謙虚に音楽に向き合いたい気持ちが強くなってはいるんですが、それでもついつい書き過ぎてしまうこともあったりして、仕方ない感じです。
「個人的なblog」と書いてますが、「個人的」という言い訳で逃げるつもりはありませんし、本当は多いに議論したいんですよね...。喧嘩したい(感情的になりたい)のではなく、議論をしたいんですが、なかなか難しいです...。
まあ、そんなことが本来の目的ではなく、素直に感じたことをそのまま書き残したいだけで、もっともっと音楽の深淵にハマって行きたいですね。
すいません、書き過ぎてしまいました。
こんな調子ですが、よろしくお願いします。長々と失礼しました。

2012年8月17日金曜日

Live(The Beach Boys)

意外に感想がWeb上でアップされてないようですが、とりあえず見てきました。
とにかく熱くてたまらなかったとか、駅から遠かったとか、プログラム買うのに長蛇の列を並ばされたとか、球場なので音が最悪だったとか、前座が長かったとか、大画面はどうなの?とか、Brianは大丈夫か?とか、肝心のステージは短いとか、アンコールも味気ないとか、いろいろと言いたいことはありますが、分裂してたそれぞれを支えて来た人達をうまくブレンドさせて、さすがAn American Band、虚実や光と影が入り混じって、なにはともあれ現在進行形の貴重なメンバーでのBeach Boysを見る事ができたことを素直に感謝しつつ、原曲のよさを活かしてこれだけ多くの人の期待を裏切らないステージも珍しいと思いつつ、でもやっぱりBrianが心配ですよね?そこだけが引っ掛かって、どうにも楽しめなかったのが、正直な気持ちです。これって書いていいのかな...。大画面でアップにされても...って感じでしたね。
個人的には、Al Jardineが元気だったのが、面白かったですね。

2012年8月11日土曜日

8月に買った本(The DIG)

The Band & Bob Dylanの本です。
BandとDylanをまさに好きになろうとしている人には、この本はいいのかもしれません。ざっと彼らの偉業を俯瞰するには、十二分な情報が収まってます。
ただ、すでにBandの全アルバムを持っているような人には、どうかなぁ...という気がします。
正直言って、The DIGのシリーズはちょっとツッコミが甘い気がしませんか?
レココレあたりだと、Dylan & The Bandによる化学反応をもっと熱く語るようなコラムが入りそうな気がするんですが、ちょっとそのあたりが不完全燃焼ですね。
音楽の魔法なんて...ってバカにされるかもしれませんが、Dylanは即興を好むところがあり、The Bandもその緊張感があると高揚するところがあり、そこに魔法というと大げさかもしれませんが、お互いに高め合うようなところがあったと思いますよね?Bandは間違いなく最高のライブバンドでしたから、音を聴いたり、映像を見る限りでは、作られている部分があったとは思いますが、間違いなくそういうことがあったと思います。これはライターでないと書けないことで、私のようにたわいないことを書いてるブログではここまで止まりです。でも、Last Waltzで、Dylanと目配せしながら、メドレーしていくシーンは、まさにその事例ですよね?
ライブの感想ももっとあってもよかったと思いますよね?ラストワルツのレポートもそっけないですし...。(レココレだったか、日本人の方でラストワルツを観た方のコラムを見た記憶がありますが、そちらのほうがずっと面白かった。)再結成だけでしか見れなかったとはいえ、来日して素晴らしいパフォーマンスをしてますし。(少なくとも、私は数多くライブを見ているわけではありませんが、Rick DankoとLevon Helmのリズムセクションは私が見た中では最強でした。再結成以降、二人でリズムをやってくれることは少なくなってましたが。)
そういう面白さも書いて欲しかったなぁ...なんて思う次第です。
改めてレココレの過去のBandの特集(3回あった)を読みかえしてみたんですが、宇田さんが熱くこのあたりを記事にされてますし、他にも、ルーツ掘り下げたり、Bandの影響を集めてみたり等、ツッコミ具合が違いますね。
レココレが、The Bandだけの本を、過去記事だけでもいいので、このタイミングで出版してくれたら、速攻買いですけどね。
どうでもいいですね、すいません。

8月に買った本(鈴木カツさん他)

これはたまたまディスクユニオンで見てたら、発見したので、買ってみました。
でも、ごめんなさい、ちょっとなじめないところがあります。
まず、これはあくまでも鈴木カツさんは編集であって、書いてる人は多数に渡ってるってことが、読み進めてわかりました。
あと、Good Time Musicという定義が、わかったような、わからないような感じで、個人で好き勝手に捉えていいとは思うんですが、しっくり来てません。
アルバムピックアップも、ジャンル分けで、しかしそのジャンルごとは一人の担当で選んでるで、ジャンル分けしないほうがよかったような気がします。(ジャンルの括り方さえもその個人に委ねてるので、ソフトロックとか言われてもちょっと首傾げるようなものもあるような気がします。選者によってのばらつきも大きい気がします。)
根底にあるのは、モンドミュージックと同じもので、個人の主観・趣向で選んで、それが面白ければいいというDJ的な感じで、本書の中では縦軸と横軸という例えをしてましたが、それって横軸?という大きな疑問が湧いてきます。横軸というか、主軸は自分であって、自分の趣味で選んだものが面白がられるかどうかという感じですかね...。モンドは確かに同じではありますが、何が面白いかって、ジャケ買いというか、とても飛び込まないところに飛び込んでいる感じが面白かった訳で、当然情報もなにもないところに敢えて飛び込むだけに、個人の趣味趣向が浮き彫りになりつつも、自分の価値観を打ち砕いてくれる面白さがあったと思うんですよね...。それに対して、一見正統なジャンルで、気持ちいい音楽の楽しみ方を語り合う的な感じでは、ちょっと音楽的なチャレンジという感じもしないし、何か驚きもない感じで、むしろ違和感の方が強かったりするのは、たぶん主観vs主観というCloseな話に落ち着いてしまう感じがするせいだと思いますね。(「俺の趣味やと、こんなん選ばんわ!」みたいなツッコミどころ満載。)
いずれのチョイスも、知らないアルバムが多数あるので、参考にならない訳ではないですが、すいません、その人なりがわからない人がいらっしゃるので、試してみるか!という気にはなりづらいですね。これだったら、AmazonのリストマニアとかAmazonのお薦めとなんら大差ない感じがして(あれでなかなか買わないですよね?)、出版された時期が2001年なのでAmazonと比較するのも恐縮ですが、ちょっと今となっては...という感じです。(しつこいようですが、逆にモンドは今なお面白いんですよね...。たぶん書いてる方もCloseな聴き方である事をわかったうえで書いてますし、わかる人だけにわかってもらえればいいというちょっと突き放され方が余計に面白いんですよね。)
これで2500円というのも、正直高いと思ってしまいます。
ふと気付いたんですが、Acoustic Swingも同じ構成で、最初に放談、あとはいろんな人が担当という感じなんですが、これって、雑誌ならアリだと思いますが、これだけの額の本となると、ちょっとどうかなぁ...という気がしてしまいます。ごめんなさい。

8月に買った本(鈴木カツさん他)

アコースティックスウィング名盤ガイド!と銘打ってあって、買わない訳にはいかないでしょう!という感じで、購入しました。
内容は濃厚で、とても他では知り得ることのない、アコースティックスウィングの情報満載です。こういう音楽が大好きな人、ちょっとかじった人(まさに私ですが)、といったところには、最適だと思います。
ただ、極めて個人的な意見ですが、もう少し古いアーティストにスポットを当てて欲しかったのと、ちょっと各セクションがバラバラな感じでもう少し全体的な流れを書いてもらいたかったと思いつつも、まとまった流れではなくて、いろんな流れを括る言葉として「Acoustic Swing」という言葉があるんで、後者はどうでもいいです。Merle Travisも掘り下げて欲しかったですし、ラグタイムや初期のJazz等も取り上げて欲しかったなぁ...と思いながら、一気に読んでしまいました。正直、Dan Hicks等60年代以降のアーティストはさっぱり知らないので(そもそも写真の人も知らない)、機会あれば聞いてみようと思ってます。
そんな感じです。