2010年11月21日日曜日

11月に買ったCD(Boris VIan)

がらっと変わって、フレンチです。
彼の功績はまったく詳しくないんですが、なんとなく興味があって購入。
ジャズという、いわば他人のふんどしを使って、どこまでアートできるのか、興味あったんですが、これはなかなか強力です。俗っぽい感じがまたいいですね。でも、俗っぽさの中に気品があるというか、気高い感じが漂ってます。芸術性とポップさが混在できることを実証しているような気がしますが、どうでしょうか?
でも、なんでこの人は両手にピストルなんですかね。

11月に買ったCD(Erik Darling)

モダンフォーク批判めいたことを書いてしまったのですが、この人はなかなか面白いです。
音だけを聴いていると、グッと新しくなったように思えるんですが、戦前モノが多くなってしまっているせいでしょうかね...。多彩なプレイヤーであり、かつ優れたパフォーマーです。素朴な感じもあって、なんか好きですね。じっくり聴いて行こうと思ってます。
1曲目から、Leadbellyとカントリースタンダードの中間を行ってる感じで、驚きです。続けて、バンジョーでブルースをやってみたり、3曲目でまたまたLeadbellyに戻ったりしつつ、なんて感じです。6曲目はRoger Mcguinnがこれをカバーしたのかな...なんて勝手に妄想してます。(何の根拠もありません。)
いい感じですよ。


11月に買ったCD(Almanac Singers)

Woody Guthreeが大好きな私としては、一度聴いておくアルバムでしたが、なかなか手を出せてなかったんですよね。というもの、どうもモダンフォークが嫌いなもので、大人しいコーラスなんかがバックに入ってたりして、素朴なWoodyの世界とは似ても似つかない音楽になってたら嫌だな...なんていう漠然とした危惧があったんです。
で、これを今回買ってみたんですが、残念ながら危惧が命中です。
私はどうも音楽が洗練されていくのは、あまり評価できないんです。ソフィスケイト(正確にはsophisticatedなんですが)というと、耳障りがいいですが、要するに角を丸めて行くようなもので、本来持っていた味わいとかを損ねている感じは否めません。角を丸めたら、形が変わるでしょう!とツッコミたくなるんですよね。
でも、やっぱりWoodyは凄いです。コーラスなしの音源とかは、文句無しに格好いいです。しかし、変なエコーはやめてもらいたい。やっぱり微妙です。許されない加工がされているような気がしてならないです。もうこれくらいでやめておきましょう。

11月に買ったCD(Chet Atkins)

カントリーを代表するギタリストということになってますが、どうなんでしょうかね、正直。ギターの腕というよりも、RCAの製作者側の立場としての功績を評価する意味のほうが強かったような気がしないでもないです。(いきなりこういう書き出しをするほど、彼を音楽を聴きまくったわけではなく、今回初めて買ったんですが。申し訳ございません。)
でも、ギャロッピングという奏法は正直Merle Travisのほうが凄いですし、洗練された感じが却って味わいを損ねているような気すらします。
早弾きにしても、もっと凄い人がいますよね。(早弾きについては、自分ができないせいもあるんでしょうけど、何が面白いのかさっぱりわからないです。)彼が活躍した時代から半世紀以上も経過してしまって、風化してるのかもしれないんですが、しかしMerleは風化してないんですよね。その差はなんでしょうかね。そもそも、説得力のあるギターって、なんかこの人のやってることとは違うような気がします。Guitar Legendなんてタイトルなんで、ついつい毒づいてしまいました。失礼しました。

11月に買ったCD(Johnny Cash)

これは凄いです。
Sun Recordにハマった時期があったんで、この人も知らない訳ではなかったんですが、どうもDylanのNashville Skylineのイメージがあって、コンサバな感じがして食指が働かなかったんですが(以前DVDを買った時も同じようなことを書いてましたね)、Countryを聴くには避けられない人でもあるんで、今回は正直通過儀礼のつもりで買いました。しかし聴いてみてビックリです!そんな私の固まった思考を打ち砕いてくれるくらい、めちゃめちゃ強力です。
演奏そのものは、シンプルな伴奏(Tennessee Threeという位で、エレキとベースとドラムだけ)に彼の歌とアコギが乗っかるというパターンで、広がりがあるとは言い難いんですが、それが却って言葉の説得力を増しているというか、彼のパフォーマーとしての説得力の強さが前面に出てます。テナーボイスも渋いんですが、ライブならではのコミュニケーションに尽きると思います。彼は、囚人と完璧張り合ってます。囚人達もそれに乗せられているという感じですね。カントリーという狭いカテゴリーで捉えずに、ニュートラルに聴ける人だったら、間違いなくこの説得力は感じられると思います。ライブ盤としては、久々に素晴らしいものに出会った気がしているだけでなく、私自身もパフォーマーとして多いに参考にさせてもらいたいですね。
敢えて決定を挙げるとするならば、選曲がカントリースタンダードも含まれていて、コンサバな感じはあるんですが、でもそんな楽曲でも平凡さから救っているのは、彼の説得力に尽きると思います。時々調子外れだったりする歌も含めて、楽しめます。
これはお薦めです!

11月に買ったCD(The Beatles)

去年話題になったリマスターにいまさら便乗、というつもりはさらさらなく、突然Your Mother Should Knowを聴きたくなって、勢いで購入しちゃいました。
いまさら彼らについて語る事はないんですが、ハチャメチャな企画モノのサントラ+そのころのベストヒットという変則的構成は、CD時代でしかたなかったんでしょうけど、せめてダウンロードだったら昔の構成でも良かったような気がするんですが。(元々はサントラだけを、シングル盤サイズの33回転で発売してた。)
上述の通りの編成のせいもあって、あまり評価が高くない本盤ですが、いまさら聴いてみると、なかなか面白いというか、やっぱりBeatlesなんでタダモノではないです。
余談ですが、中の写真は、やる気満々の過剰演出気味なPaul+やる気のない他3名、という感じがするのは、私だけでしょうか。でもやっぱり4人でないとBeatlesではないですね。当たり前か。

11月に買ったCD(The Hokum Boys)

このアルバムはツボですね。
久々にブルースですが、ブルースの多様性を示す重要な音源!というと大げさですが、型にハマってないのが面白いです。
元々はTampa RedとGeorgia Tom Dorseyのコンビだったんですが、別のコンビも同じ名前を語っていたりして、黒人音楽にはよくあるパターンです。そんな彼らが残した音源を集めたのが、このCDです。
ピアノとギターと歌(コールアンドレスポンスやユニゾン)で、ちょっとモダンなブルースを繰り広げてくれます。いずれの楽曲も、今聴いても古臭くなくて、カントリーブルース等のヘビーさとは対局的な世界です。私はLeroy CarrとScrapper Blackwellのコンビが大好きなんですが、そういう音楽が好きな人にはもってこいです。

11月に買ったCD(Ernest V. Stoneman)

またまたカントリーです。
いわゆる彼の初期録音集なんですが、ギターやオートハープなどを弾くマルチプレイヤーであり、ソングライター(怪しいですが)でもあり、カントリーが生まれた頃のスタープレイヤーの一人ですね。
しかし、なんとも調子外れなフィドルの音が気になってしかたないです。かなり素人っぽい演奏は、よく言えば素朴ですが、悪く言えばプロの仕事とは言い難く、なんとも言えないです。今ひとつなじめないでいます。でも、楽曲そのものは魅力的なんですよ...複雑。
このCDはかなりの豪華版で、彼の奇跡を書いているだけでなく(すいません、英語は苦手な物で、まだ読み切れてないです。)、楽曲毎に作曲や演奏者等も書いてあり、トータル43ページもの解説になってます。(彼の使っていたギターを復刻させていることもPRしてたりしてるのもの、面白いです。)しかし、たまたまですが、私が買った物は解説部分が全部上下逆さまになっている代物でして、まず日本ではありえないものです。これも面白いかと思って、そのまま持ってますが。
いろいろと書きましたが、彼自身はかなり強力なシンガーでもあり、一聴の価値はあります。1925-34年の録音ですから、当然ノイジーなのは仕方ないですし、マニアックな音源なので、あまりお薦めできるものではありませんね、正直。

2010年11月16日火曜日

11月に買ったCD(Clarence Ashley etc.)

またまたFolkwaysのアルバムですが、これは日本盤です。
日本語の解説が読めること自体がありがたい話です。(解説は鈴木カツさんですね。内容的にはさすがです。元のライナーの日本語訳もついてるので、よく理解できます。)
いろんなアーティストのセッションみたいな内容ですが、Clarence Ashleyの演奏が抜きん出てます。個人的には4曲目にビックリしました。初期のDylanそのものです。
いわゆるOld Timeと呼ばれるものですが、セッションの臨場感も含めて、面白いアルバムです。

11月に買ったCD(Frank Hutchson)

昔々、カントリーブルースにはまったころには、このレーベルにはお世話になりました。Documentというレーベルですが、とにかく徹底してVintageなブラックミュージックにこだわってます。
このアルバムは、そんなレーベルから出ているんですが、期待を裏切らない内容です。伝説のAnthology of Folk Musicに収録されていた代表曲Stackaleeを聴いている限りではフォークなんですが、このアルバムに収録されている曲は、ブルースあり、ラグあり、フォークありで、まさにクロスオーバーです。ギターだけでなくハーモニカも味があります。
ジャケット写真からしてギャップ大です。こんな感じの人が繰り広げた音楽には聴こえないです。意外にインストもあって、飽きさせませんね。

11月に買ったCD(Roscoe Holcomb)

これは強烈です。
まず1曲目から伴奏なしです。ハイロンサムサウンドと銘打ってるアルバムなだけに、ハイトーンが効いてますが、不安定なのはご愛嬌でしょうかね。かなり力強い歌です。21曲収録されてますが、ライナーにも書いてある通りで、かなり強力です。バンジョーやギターの演奏も力強いです。素朴かつパワフルで、耳に突くようなハイトーンは、初めての体験ですね。
カントリーというか、フォークというか、ブルースというか、やはりこの時代のローカルアーティスト達は人種とかジャンルとかの意識はなく、自由に音楽をやったような気がするんですよね。まだまだ私自身も掘り下げて調べ尽くしている訳ではありませんが、そういうスタンスには惹かれますね。
名レーベルのFoldwaysだけあって、録音時期もあるんですが、この世代のアーティストにしては驚くほどクリアな音で聴けます。
続けて最後まで聴くのはキツいですが、しかし一聴の価値ありです。何から何まで、唯一無二の存在だと思います。

2010年11月6日土曜日

11月に買ったCD(Monroe Brothers)

久々の更新です。
実は10月にちょこちょこ新しいCDを買ってはいたんですが、バタバタしてて、アップできてませんでした。失礼しました。
Monroe Brothersです。
Bluegrassの父として有名な方の、最初のキャリヤがこれなんですが、兄弟でOld timeな音楽をやってました。Bluegrass前夜という感じで面白いんですが、このCDはさっぱり解説もなくて、情報が丸っきりありません。正直、あまり詳しくないんで、知りたかったんですが...。まあ、私の乏しい英語力では、詳しい解説があっても困惑するだけなんでしょうけどね。
音はなかなか面白いです。