2010年12月31日金曜日

2010年のMy Best CD

今年はいろいろとありました。
今年初めは買い過ぎを懸念しCD購入をやめたりもしてたんですが、それも数ヶ月だけで、気付いたら今までにない位の購入数になってしまってました。
原因はやはりNashville行きを通じてカントリーミュージックに深くハマってしまったことでしょうね。冷静に考えると、カントリーミュージックが好きというよりも、アメリカ音楽のごった煮的なところに魅了されているというのが実感です。7月以降一気に加速してしまってます。
正直、これだけ傾倒したのも、やはりこのアルバムの衝撃があったからだと思いますね。これはいろんな意味で面白過ぎました。全曲インストのオリジナルアルバムに、彼の歌声が聴ける楽しい楽曲群のおまけがプラスされた構成になっていて、いずれも素晴らしいです。インストも彼のオリジナルからジャズのカバーまでバリエーション豊かです。安っぽい音作りな部分も否定しませんが、彼のギターが始まってしまうと、どうでもよくなってしまいます。アメリカ音楽の広大な世界で迷わずに歩けそうな気がしてくるくらいです。ブルース, ラグタイム, フォーク, カントリーだけでなくジャズまで飛び出してくるんですが、全部彼の世界の中に収まってます。とてつもなく深い世界です。
先にも書きましたが、オーストラリアのRavenがこのアルバムとWalkin' the Stringsを2 in 1にしたCDを出しているんですが、これが数曲テイクが違ってたりして、どっちが本物なのか???依然悩まされてはいますが(まだ解決できず...)、しかしこのUK盤がオリジナルだろう!と信じたいですね。(何の根拠もありませんが、UK盤だとジャケットもオリジナルからのコピーだったり、新たにライナーを書いてたりして、かなり良心的なんですよね...。)
しかし、正直今年はBest選びにずいぶん悩みました。
次点では、Flatt & Scruggs (DVDだとベストです)のMercury時代のベスト, Roy Acuff, Merle Haggard, Buck Owens, Charlie Poole等々きりがないですね。Johnny CashのAt Folsom Prisonはいまさらながらの購入ですが、まぎれもなく「まさにロック」な名盤です。She & Himも良かったですね。
ライブもいろいろ見ましたが、She & HimとOpryが印象的でした。
ということで、なんかまた改めて音楽の凄さを痛感させられたというか、音楽に励まされた1年でした。
来年もよろしくお願いします。

2010年12月30日木曜日

12月に買った本(Auto Harp)

これも本屋閉店セールで買っちゃいました。
正直、この楽器自体がマイナーですが、個人的にはLovin' SpoonfulでJohn Sebastianが印象的な音を出してたり、五つの赤い風船の「遠い世界に」でも超効果的に使われてたのが思い出されます。Maybelle Carterもバリバリ弾いてましたね。
ずっと欲しいと思っているんですが、日本ではAriaが作ってるものが入手できるくらいで、かなりハードル高い楽器です。
コードのボタンを押して、音を出せば、すぐに弾けるんで、恐らく難しくないはずなんですが、それだけにすぐ飽きてしまいそうで、なかなか手が出せずにいます。
でも、この楽器について理解を深めたいので、買ってみました。
どうでもいい感じですが、でもこの楽器は注目したいです。
(来年は入手したいです。)

12月に買った本(Banjo)

Nashvilleのモールの大型書店が閉店セールをやっていたんで、ついつい買ってしまいました。
バンジョーなんで弾けないですが、この本はなんとなく面白そうだったもので、完全に勢いだけですね。
なんとも中身を語る事もできない状態ですが、これから興味が湧いたら、じっくり読みたいです。
しかし全編当然英語ですので、本棚の肥やしという感じがしないでもないですが。
この本、単なる教則本ではなくて、Banjo Campというタイトルの通り、CampでのWorkshopやJamといったアメリカでのバンジョーの楽しみ方のガイドブック的な色合いもあったもので(ごめんなさい、正直詳しく英語読み取れてません!)、買ったんですよね。今回Opryで見たアメリカ音楽の底力は、まだまだ私の知らないところにあるような気がするもので...。でも、決してこの楽器の将来が安泰とは行かないまでも、でもやっぱりこういう楽器は残って欲しいものです。

12月に買った本(Clarence White)

Roland Whiteが監修したClarence本の決定版という感じですが、正直弾きこなせる自信は全くありませんね。
彼自身のパフォーマンスを収めたCDやRolandの練習CD、写真もあり、ギター弾きでなくても十分楽しめます。(と、言い訳してしまうんですが。)
まあ、マニア向けです。
(24年くらい前だと、日本語のClarence White解説本があったんですが、もう幻ですね。)

12月に買ったDVD(Flatt & Scruggs)

これは強力です...。
画像のクオリティ、音、パフォーマンス、いずれを取っても最高です。
カントリーミュージックの輝ける一瞬です。間違いないでしょう。
カントリーミュージック殿堂博物館公認だけあって、「見るべき映像」と断言します。
生楽器の音をダイレクトに拾うのではなく、少ないマイクで拾うやり方は、やはりこういう音楽には最適だと思います。マイクの前に向かって、ソロを取る人が入れ替わる姿が、なんとも楽しくさせてくれますね。
Earl Scruggsの伝説的なバンジョーも当然魅力ですが、Uncle Joshのドブロも格好いいですし、なによりもLester Flattの余裕ある歌は上手過ぎます。
私は、Foggy Mountain Breakdownが入ってる事と、Maybelle Carterがゲストだったことで、本盤を買いましたが、おそらくどれを買ってもこのメンバーならば間違いないでしょう。Maybelleもさりげなく上手いんですよ。
とにかく最高です。凄いです。陳腐な言葉を並べるだけ、無粋ですね。

12月に買ったDVD(Merle Travis)

Western SwingのDVDもそうなんですが、このDVDのシリーズは凄い映像ばかりです。
これはVol.2ということで、質が落ちている事を懸念したんですが、依然としてクオリティを維持してます。いずれの貴重な映像ばかりですが、Vol.1でも思ったんですが、やはりこの人は粋で、歌い手としても一級です。Western Swingといい、彼といい、ブルースやフォーク等素晴らしい音楽からの影響を素直に表現していることが、偉大です。このグルーヴはなんなのか、もの凄いものがあります。
やはりアメリカの音楽を理解するには、こういうクロスオーバー的な捉え方ができないと、偏った物になってしまい、せっかくのアメリカ音楽の彩りを失わせてしまうような気がしてなりません。今となっては、ブルースもカントリーも形骸化しつつあるわけですが、なんか悲しいですね。
いい時代の、いい音が、ここには詰まってます。

12月に買ったDVD(VA)

これは凄いです。
Western SwingのDVDということで、あまり深く考えずに買ったんですが、貴重な映像満載です。
Western Swingそのものをイマイチ理解できてなかったんですが、この映像を見れば、虜になること間違いなしです。年代モノなので、かなりひどい映像もありますが、代表格のBob Willsだけでなく、Spade Cooley等珍しい映像の連続で、いずれもクチパクばかりとはいえ、この音楽の面白さがビンビン伝わってきます。笑いどころ満載なのも、この映像集の特徴です。
個人的には、Bob Wills and His Texas PlayboysのSan Antonio Roseがスター気取りで面白過ぎましたね。
カントリーという保守的な印象の音楽の中で、こういう雑食っぽい猥雑な音楽が一時代を築いていたことを認識できただけでも、このDVDを見た意義は大きかったと思います。これを見なかったら、おそらくWestern Swingの本当の面白さは理解できてなかったんじゃないかと思います。
万人に勧められるものではありませんが、しかしぜひ多くの人に見てもらいたいですね。

12月に買ったCD(Merle Travis)

これは正直複雑です。
ダブり覚悟で買ったんですが、音源に悩まされてしまいました。
このアルバムはオーストラリアのRavenというレーベルから出てるんですが、RighteousというUKのレーベルから単独でThe Merle Travis Guitarというのが出ています。すでにRighteous版を持ってたんですが、Walkin' the Stringsだけを聴きたくて、ダブり覚悟で買ったんですよ。
それだけ覚悟して買ったのに、いきなり最初から音が違う...。続けて聴いて行くと、ところどころ曲のテイクが違うんですよ。しかも、その音がなんかしょぼい。The Merle Travis Guitarのほうの音がなぜかしょぼいテイクにすり替わってるんですよ!
どっちがいじくってるのか、知りたいんですが、ネットで探してみても、さっぱりわからないです。
私の思いとしては、Righteous版があまりに素晴らしい出来だったので、そちらが完全オリジナルと信じたいのですが、根拠がなくて困ってます...。
私の想像では、この時代よくあることですが、おそらくWalkin' the Stringsと相当ダブりがあって、ダブっている曲だけ別テイクを収めたのでは...と勝手に思ってるんですが、しかしなんかひどいですね。
その悩みを別にすれば、このアルバムは十分楽しめます。
でもやっぱりこの2in1は納得行かないですね。The Merle Travis Guitarの価値を下げている気がしてならないです。
どっちが正解なんでしょうかね...???
冷静に考えると、罪作りなのはMerle自身ですね...。これだけダブりの多いアルバムを作るなよ!っていう感じですよね。

12月に買ったCD(Hank Williams)

Grand Ole Opryに行くという一種の興奮状態に煽られて、勢いで購入。
まあこの時代のライブパフォーマンスなので、音は正直期待できないものの、コメディ等の音も入っていて、当時のOpryの雰囲気は十分理解できる。彼のパフォーマンスも、もしその場にいたら...と想像するだけでも十分高ぶる気持ちになれるし、出来は決して悪くない。ラジオ番組向けなので、どうしてもレコードに近い雰囲気での演奏になっているので、おとなしい感じなのは仕方ないか。
そんな感じです。

2010年12月22日水曜日

12月に買ったCD(Charlie Poole)

この人も重要人物ですが、いきなりボックスで買ってしまいました。
たまたまよく行ってた本屋が閉店になるためセールをしており、30%引きに心揺さぶられ、購入してしまいました。
いきなりボックスはやっぱりきついので、もう少し聴き込むには時間が必要なんですが、これもまたかなりいい感じです。
このあたりになってくると、正直フォークなのかカントリーなのかどうでもよくなってくる訳で、もっと言えば、ブルースなのかカントリーなのか...なんていうどうでもいい状態になってくるんですが、やはり音楽がいろんなところでいろんな形で入り混じっている断面を見ると、心動かされるものがありますね。
ジャンルで括るという捉え方そのものが、音楽の前では無意味なことが、痛感させられます。
話は逸れましたが、本ボックスは3枚組+ブックレット38ページの圧巻ぶりですが、ボックスの作りそのものはショボイです。(帰国時のトランクの中で、荷物検査時に積み替えれてしまい、ボックスが潰れてしまいました...泣くしかありません。)
ダンスミュージックあり、バラードありで、内容は濃厚。
古い音源なので、どうしても調子っ外れのフィドルとかはご愛嬌ということですが、素朴な音はやっぱり魅了されますね。
ボックスなんで、正直誰でもおススメ!とはいきませんが、でも聴いてみるべきかもしれません。

12月に買ったCD(Roy Acuff)

今年最後の長いNashville滞在を終えて、やっと帰ってきました。
今年はカントリーづくしという感じですが、やっぱりついつい買ってしまいましたね。
まずはこの人。
最重要人物の一人ということは理解していましたが、なかなか手が伸びず...ということで、今回思い切って購入です。いきなり何枚組という調子にはさすがにいかず、堅いところでベスト盤です。
いわゆるスタンダード曲も含めて、やはりハズレはありませんね。
じっくり聴きたいアルバムです。ウェスタンスウィングあたりと共通して、なんか粋な感じがいいです。

2010年12月14日火曜日

Live (Grand Ole Opry)

ついに、あのGrand Ole Opryに行ってきました。
伝説のラジオ番組であり、今年で85年になります。
Hank Williamsなど活躍したスターの名を挙げればキリがないです。
いまだにやってるのも驚きです。
そんな番組の公開収録なんですが、きっちり有料です。
1976年よりOpry Houseに移ってたんですが、今年6月の洪水被害により今だ復旧の目処立たずで、昔やっていたNashville DowntownのRyman Auditoriumに戻ってきてます。
不謹慎ではありますが、そういう貴重なシチュエーションもあって、これは観ないと!と思い、チャレンジしてみました。
一番高い席を選んだんですが、行ってみてビックリ、最前列でした。特別に折りたたみ椅子を出していて、本当にステージのまん前です。でも返しのスピーカーが邪魔...。こういうところがアメリカンな感じです。ここRymanも、7月にEarl Scruggsを観たときにも書きましたが、伝統的なホールとはいえ、作りがイマイチで、1階の奥は二度と座りたくない席です。(視界の上半分を2階バルコニーにさえぎられてしまう...。)そう考えると我慢ですね。
構成は30分ごとのセットになっていて、それぞれホストがいて、まずホストが1曲、その後ゲスト2組がそれぞれ2曲ずつ披露し、最後にホストが1曲歌うという流れです。それが4セット、合計2時間です。私は19時からにしたんですが、21時30分から同じパターンでも行われます。(入替30分)
アメリカのエンターテインメントらしく、きっちりショー形式になっていて、コマーシャルの音も流れます。始まる前に流れの説明もあるんですが、そこからエンターテインメントになってます。残念ながらおしゃべりやジョークがさっぱりわかりません...。ちょっと悲しいです。
内容ですが、知らないホストが3名続き、最後に今回観に来た一番の目的でもあるEmmylou Harrisになってました。
それぞれのセットですが、印象に残ったのは、ケイジャンや、Bluegrassや、今風カントリーや、ダンスなど、バラエティに富んでいて、結構楽しめることです。アメリカ音楽の奥行きを感じさせるような内容で、さすがOpryだけあって、どれもレベル高いです。
勝手にハイライトと思ったところを、ざっと列記します。
まず、BluegrassはDel McCoury Band。
4日にThe Station Innで観た内容は先に書きましたが、ジャムではなく自信のバンドなので、まとまりが凄いです。一体感が素晴らしい。マイク3本程度で音圧が尋常ではないです。先日はいやらしく聞こえたGランもバンドと一体だと格好良すぎます。コーラスもバッチリでした。
Emmylouも良かったです。
ゲストがChris HillmanとHerb Pedersenときて、一発目からBuritosのSin Cityですから、やりすぎなくらいです。
でも、意外に収穫だったのは、The Low Anthemというグループですね。
フォークグループっぽいんですが、耳を澄まさないと聞こえないような弱い感じのトーンが却って際立たせてました。ちょっと際物っぽくもありますが、アコースティックロックって感じで、一番良かったです。
正直、6千円近くも取られるんで、これで成り立ってるのかな...と思ったりしつつ、結構観光客もいたりして(観光バスが横付け)、面白いです。
今度はOpry Houseが復旧したら、行ってみたいですが、いつのことやら...という感じです。
中で販売していたOpry85周年の本を買ったんですが、最近のコンサバなカントリーミュージシャンがメインの本だったので、がっかりでした。

Live (Roland White)

現在まだNashvilleにいますが、土日2回を挟んだので、ライブを見てきました。
まずは、Roland White。
場所はNashivilleでは貴重なBluegrass専門のライブハウスであるThe Station Inn。
ちょっとさびれた感じではありますが、正統派で、その筋の方には知られてるみたいですけど、正直私はBluegrassマニアではありませんので、どうでもいいです。(Bluegrassマニアにはどうも違和感あるんですよ...。まだいるんでしょうね、そういう人たち。カントリーの保守的な部分が、この音楽そのものに対して誤解を招いているのは事実だと思います。)
ほとんどアメリカ人しかいないようなところに、一人で最前列に座ちゃったんですが、チャージも15ドルですし、ピザとかビールとか買って、つまみながら飲んでたら、あっという間にステージがはじまりました。こういう気楽さがいいですね。なかなか日本だとライブハウスは敷居が高くて、特定のファンしか集まりにくい環境ですが、こういう気楽さがあると、もっとチャージとかも下がったりして面白くなるような気がするんですが...余談です。
14th Annual Bill Monroe Appreciation Nightと銘打って、Roland Whiteが主催しているライブですが、あのWhite BrothersやKentucky Colonelsで活躍した人で、Clarence Whiteのお兄さんですから、観るだけでも感無量なんですが、普通にそこらにうろうろしてるんですよね。ちょっと小柄な人なんで、すぐにわかるんですが、どこのおっさんや...という感じで飄々としてます。
ライブもユルイ感じではじまったんですが、Roland WhiteはWhite Brothersで聞きまくった歌声の面影は残ってましたね。マンドリンもどっちかというと綺麗な音色ではなくて、ちょっとノイジーかつダラっとした感じですが、相変わらずでしたね。御歳もあってか、キレはないですが、でもほんとに飄々としてます。
ゲストはたくさん出てきてましたが、Del McCouryが目立ってましたね。うるさいくらいのGラン(Gがキーの曲で使うベースランの一種)を多用しまくってました。
やっぱりアコースティック楽器はいいです。ピックアップではなくマイクで拾った音が最高です。
ジャム的な感じだったので、完成度は薄いですが、みんな楽しんでいる雰囲気が良かったですね。
1時間半のセットを2回やったんですが、全部みました。
1回目と2回目で微妙にゲストも違ったんですが、2回目のベースのおばちゃんが強烈でした。スラッピング(弦を叩くようにはじいてパーカッシブな音をだす。ロカビリーでよくやってるやつです)しまくりで、めちゃくちゃ格好良かったです。アメリカにはやっぱりツワモノが一杯います...。
ということで、凄い!という感じではないんですが、なんかいいなぁ...ってゆっくり飲みながら思えるようなライブでした。
でも、Bluegrassが諸手を挙げて好きかと言われるとやっぱりNoですね。イタズラに早弾きなのもよくわかりませんんし。ジャムって正直完成度低いですしね。ちゃんとしたパフォーマンスを見たい気もしますよね。辛口ですかね...。そんな夜でした。

2010年11月21日日曜日

11月に買ったCD(Boris VIan)

がらっと変わって、フレンチです。
彼の功績はまったく詳しくないんですが、なんとなく興味があって購入。
ジャズという、いわば他人のふんどしを使って、どこまでアートできるのか、興味あったんですが、これはなかなか強力です。俗っぽい感じがまたいいですね。でも、俗っぽさの中に気品があるというか、気高い感じが漂ってます。芸術性とポップさが混在できることを実証しているような気がしますが、どうでしょうか?
でも、なんでこの人は両手にピストルなんですかね。

11月に買ったCD(Erik Darling)

モダンフォーク批判めいたことを書いてしまったのですが、この人はなかなか面白いです。
音だけを聴いていると、グッと新しくなったように思えるんですが、戦前モノが多くなってしまっているせいでしょうかね...。多彩なプレイヤーであり、かつ優れたパフォーマーです。素朴な感じもあって、なんか好きですね。じっくり聴いて行こうと思ってます。
1曲目から、Leadbellyとカントリースタンダードの中間を行ってる感じで、驚きです。続けて、バンジョーでブルースをやってみたり、3曲目でまたまたLeadbellyに戻ったりしつつ、なんて感じです。6曲目はRoger Mcguinnがこれをカバーしたのかな...なんて勝手に妄想してます。(何の根拠もありません。)
いい感じですよ。


11月に買ったCD(Almanac Singers)

Woody Guthreeが大好きな私としては、一度聴いておくアルバムでしたが、なかなか手を出せてなかったんですよね。というもの、どうもモダンフォークが嫌いなもので、大人しいコーラスなんかがバックに入ってたりして、素朴なWoodyの世界とは似ても似つかない音楽になってたら嫌だな...なんていう漠然とした危惧があったんです。
で、これを今回買ってみたんですが、残念ながら危惧が命中です。
私はどうも音楽が洗練されていくのは、あまり評価できないんです。ソフィスケイト(正確にはsophisticatedなんですが)というと、耳障りがいいですが、要するに角を丸めて行くようなもので、本来持っていた味わいとかを損ねている感じは否めません。角を丸めたら、形が変わるでしょう!とツッコミたくなるんですよね。
でも、やっぱりWoodyは凄いです。コーラスなしの音源とかは、文句無しに格好いいです。しかし、変なエコーはやめてもらいたい。やっぱり微妙です。許されない加工がされているような気がしてならないです。もうこれくらいでやめておきましょう。

11月に買ったCD(Chet Atkins)

カントリーを代表するギタリストということになってますが、どうなんでしょうかね、正直。ギターの腕というよりも、RCAの製作者側の立場としての功績を評価する意味のほうが強かったような気がしないでもないです。(いきなりこういう書き出しをするほど、彼を音楽を聴きまくったわけではなく、今回初めて買ったんですが。申し訳ございません。)
でも、ギャロッピングという奏法は正直Merle Travisのほうが凄いですし、洗練された感じが却って味わいを損ねているような気すらします。
早弾きにしても、もっと凄い人がいますよね。(早弾きについては、自分ができないせいもあるんでしょうけど、何が面白いのかさっぱりわからないです。)彼が活躍した時代から半世紀以上も経過してしまって、風化してるのかもしれないんですが、しかしMerleは風化してないんですよね。その差はなんでしょうかね。そもそも、説得力のあるギターって、なんかこの人のやってることとは違うような気がします。Guitar Legendなんてタイトルなんで、ついつい毒づいてしまいました。失礼しました。

11月に買ったCD(Johnny Cash)

これは凄いです。
Sun Recordにハマった時期があったんで、この人も知らない訳ではなかったんですが、どうもDylanのNashville Skylineのイメージがあって、コンサバな感じがして食指が働かなかったんですが(以前DVDを買った時も同じようなことを書いてましたね)、Countryを聴くには避けられない人でもあるんで、今回は正直通過儀礼のつもりで買いました。しかし聴いてみてビックリです!そんな私の固まった思考を打ち砕いてくれるくらい、めちゃめちゃ強力です。
演奏そのものは、シンプルな伴奏(Tennessee Threeという位で、エレキとベースとドラムだけ)に彼の歌とアコギが乗っかるというパターンで、広がりがあるとは言い難いんですが、それが却って言葉の説得力を増しているというか、彼のパフォーマーとしての説得力の強さが前面に出てます。テナーボイスも渋いんですが、ライブならではのコミュニケーションに尽きると思います。彼は、囚人と完璧張り合ってます。囚人達もそれに乗せられているという感じですね。カントリーという狭いカテゴリーで捉えずに、ニュートラルに聴ける人だったら、間違いなくこの説得力は感じられると思います。ライブ盤としては、久々に素晴らしいものに出会った気がしているだけでなく、私自身もパフォーマーとして多いに参考にさせてもらいたいですね。
敢えて決定を挙げるとするならば、選曲がカントリースタンダードも含まれていて、コンサバな感じはあるんですが、でもそんな楽曲でも平凡さから救っているのは、彼の説得力に尽きると思います。時々調子外れだったりする歌も含めて、楽しめます。
これはお薦めです!

11月に買ったCD(The Beatles)

去年話題になったリマスターにいまさら便乗、というつもりはさらさらなく、突然Your Mother Should Knowを聴きたくなって、勢いで購入しちゃいました。
いまさら彼らについて語る事はないんですが、ハチャメチャな企画モノのサントラ+そのころのベストヒットという変則的構成は、CD時代でしかたなかったんでしょうけど、せめてダウンロードだったら昔の構成でも良かったような気がするんですが。(元々はサントラだけを、シングル盤サイズの33回転で発売してた。)
上述の通りの編成のせいもあって、あまり評価が高くない本盤ですが、いまさら聴いてみると、なかなか面白いというか、やっぱりBeatlesなんでタダモノではないです。
余談ですが、中の写真は、やる気満々の過剰演出気味なPaul+やる気のない他3名、という感じがするのは、私だけでしょうか。でもやっぱり4人でないとBeatlesではないですね。当たり前か。

11月に買ったCD(The Hokum Boys)

このアルバムはツボですね。
久々にブルースですが、ブルースの多様性を示す重要な音源!というと大げさですが、型にハマってないのが面白いです。
元々はTampa RedとGeorgia Tom Dorseyのコンビだったんですが、別のコンビも同じ名前を語っていたりして、黒人音楽にはよくあるパターンです。そんな彼らが残した音源を集めたのが、このCDです。
ピアノとギターと歌(コールアンドレスポンスやユニゾン)で、ちょっとモダンなブルースを繰り広げてくれます。いずれの楽曲も、今聴いても古臭くなくて、カントリーブルース等のヘビーさとは対局的な世界です。私はLeroy CarrとScrapper Blackwellのコンビが大好きなんですが、そういう音楽が好きな人にはもってこいです。

11月に買ったCD(Ernest V. Stoneman)

またまたカントリーです。
いわゆる彼の初期録音集なんですが、ギターやオートハープなどを弾くマルチプレイヤーであり、ソングライター(怪しいですが)でもあり、カントリーが生まれた頃のスタープレイヤーの一人ですね。
しかし、なんとも調子外れなフィドルの音が気になってしかたないです。かなり素人っぽい演奏は、よく言えば素朴ですが、悪く言えばプロの仕事とは言い難く、なんとも言えないです。今ひとつなじめないでいます。でも、楽曲そのものは魅力的なんですよ...複雑。
このCDはかなりの豪華版で、彼の奇跡を書いているだけでなく(すいません、英語は苦手な物で、まだ読み切れてないです。)、楽曲毎に作曲や演奏者等も書いてあり、トータル43ページもの解説になってます。(彼の使っていたギターを復刻させていることもPRしてたりしてるのもの、面白いです。)しかし、たまたまですが、私が買った物は解説部分が全部上下逆さまになっている代物でして、まず日本ではありえないものです。これも面白いかと思って、そのまま持ってますが。
いろいろと書きましたが、彼自身はかなり強力なシンガーでもあり、一聴の価値はあります。1925-34年の録音ですから、当然ノイジーなのは仕方ないですし、マニアックな音源なので、あまりお薦めできるものではありませんね、正直。

2010年11月16日火曜日

11月に買ったCD(Clarence Ashley etc.)

またまたFolkwaysのアルバムですが、これは日本盤です。
日本語の解説が読めること自体がありがたい話です。(解説は鈴木カツさんですね。内容的にはさすがです。元のライナーの日本語訳もついてるので、よく理解できます。)
いろんなアーティストのセッションみたいな内容ですが、Clarence Ashleyの演奏が抜きん出てます。個人的には4曲目にビックリしました。初期のDylanそのものです。
いわゆるOld Timeと呼ばれるものですが、セッションの臨場感も含めて、面白いアルバムです。

11月に買ったCD(Frank Hutchson)

昔々、カントリーブルースにはまったころには、このレーベルにはお世話になりました。Documentというレーベルですが、とにかく徹底してVintageなブラックミュージックにこだわってます。
このアルバムは、そんなレーベルから出ているんですが、期待を裏切らない内容です。伝説のAnthology of Folk Musicに収録されていた代表曲Stackaleeを聴いている限りではフォークなんですが、このアルバムに収録されている曲は、ブルースあり、ラグあり、フォークありで、まさにクロスオーバーです。ギターだけでなくハーモニカも味があります。
ジャケット写真からしてギャップ大です。こんな感じの人が繰り広げた音楽には聴こえないです。意外にインストもあって、飽きさせませんね。

11月に買ったCD(Roscoe Holcomb)

これは強烈です。
まず1曲目から伴奏なしです。ハイロンサムサウンドと銘打ってるアルバムなだけに、ハイトーンが効いてますが、不安定なのはご愛嬌でしょうかね。かなり力強い歌です。21曲収録されてますが、ライナーにも書いてある通りで、かなり強力です。バンジョーやギターの演奏も力強いです。素朴かつパワフルで、耳に突くようなハイトーンは、初めての体験ですね。
カントリーというか、フォークというか、ブルースというか、やはりこの時代のローカルアーティスト達は人種とかジャンルとかの意識はなく、自由に音楽をやったような気がするんですよね。まだまだ私自身も掘り下げて調べ尽くしている訳ではありませんが、そういうスタンスには惹かれますね。
名レーベルのFoldwaysだけあって、録音時期もあるんですが、この世代のアーティストにしては驚くほどクリアな音で聴けます。
続けて最後まで聴くのはキツいですが、しかし一聴の価値ありです。何から何まで、唯一無二の存在だと思います。

2010年11月6日土曜日

11月に買ったCD(Monroe Brothers)

久々の更新です。
実は10月にちょこちょこ新しいCDを買ってはいたんですが、バタバタしてて、アップできてませんでした。失礼しました。
Monroe Brothersです。
Bluegrassの父として有名な方の、最初のキャリヤがこれなんですが、兄弟でOld timeな音楽をやってました。Bluegrass前夜という感じで面白いんですが、このCDはさっぱり解説もなくて、情報が丸っきりありません。正直、あまり詳しくないんで、知りたかったんですが...。まあ、私の乏しい英語力では、詳しい解説があっても困惑するだけなんでしょうけどね。
音はなかなか面白いです。

2010年9月4日土曜日

9月に買ったCD(Brown's Ferry Four)

さらにもう一枚です。
これは、メンツだけみたら、まさにスーパーバンドです。
カントリー界のスター3組が合体したんですからね。
そう思って、メチャクチャ期待を膨らませて買ったんですが、これまた驚きで、いわゆるゴスペルカルテットです、完璧に。
いろんな意味で参りました!
ジャケットの英語を少し読んでみたら、白人ゴスペルグループの初のレコードのようなことが書いてます。本当でしょうか?
またまたぶっちゃけますが、どうもこのジャンルは苦手です。ゴスペルは理解し難いです。ましてや白人だと、Fratt & ScraggsとかStanleyのものを持ってますが、どちらかというと敬遠してました。
で、このアルバムですが、ギターはたぶんMerleが弾いてるんでしょうけど、他の伴奏はほとんどなくて、4人で真面目にボーカルアンサンブルやってます。これがまた完璧過ぎて、綺麗過ぎるハーモニーはなんとも言えないです。
でも、これはじっくり聴くべきでしょうね。苦手なのは別として。
そんな調子です。

9月に買ったCD(Buck Owens)


Nashvilleに行ったんで、またまたCD購入してきました。でも、前回購入し過ぎたのもあって、かなり控え目にはしました。
まずはこれ。
実は、この人については、Beatlesのカバーしか知らなくて、今回初購入です。
彼は、Bakersfield soundと呼ばれ、当時オーケストレーションなど取り入れて、かなり保守的なムード音楽っぽい感じになってしまっていたNashville soundに対抗して、ソリッドな音が売りでした。(Merle Haggardもそうですね。)テレキャスターの粒立ちのいいキンキンした感じの音が特徴ですね。このアルバムもその期待を裏切らない内容です。
ボーナストラックとして、BeatlesもカバーしたAct Naturallyが入ってたんで、このアルバムを買ったんですが、単純ですね。もちろんこの曲はいい感じです。でも彼の曲ではないんですね...。
正直言うと、諸手を挙げて素晴らしいとは言い難いところもあります。なんとなく今のカントリーにつながっているような気もしないでもないです。好みだけで言えば、間違いなくMerle Haggardに軍配が上がります。看板ギタリストと歌い手の差ですかね。ちょっと好き嫌いだけの問題かもしれません。

2010年9月2日木曜日

Live(She & Him)

Ryman Auditorium訪問第二弾!ということで、She & Him観て来ました。
今回は前回の反省を踏まえて、2階席にしましたが、これが正解でした。
ちょっと端のほうでしたが、雰囲気は最高です。そんなに大きくない箱なので、よく観えます。
まずは、前座。
予定時間ちょうどにスタート。
最近のカントリーバンドという感じで、正直目玉は全くないですね。7時30分から始まって8時20分までやってました。これは正直厳しい!
やっと終わって、休憩に入ったんですが、舞台がどんどん片付けられます。
前座の人たちは機材を自分達でも片付けてましたね。ハウスバンドかな?
で、待つこと20分、8時40分からいよいよ登場!
出だしは、緊張してる感じが伝わってきて、ちょっと楽しみにくいところもあったんですが、曲が進むにつれて、どんどんよくなっていきましたね。
選曲も、ファーストとセカンドをうまく織り交ぜて、いい流れです。途中で、2人でアコースティックでやったり、前座バンドのギタリストと1曲やったり、ピアノを連奏したり等等、工夫は凝らされてました。
Beach BoysのWouldn't  It Be Niceをアコースティックバージョンでやったのは、驚きましたね。やはりBrianか!って感じです。
アコギの音が、エレアコ臭いかったのがちょっとつらかったんですが、これはもう仕方ないでしょう。我慢するしかないです。
Zooeyは、どうもピアノを弾きながら歌うのが苦手な感じがしましたが、ハンドマイクで歌ってると、かなり声量もあって、歌が上手いです。
演奏面では、M.Wardがかなり頑張っていて、光ってましたね。
彼のギターに、アコギ、ベース、ドラムが基本で、ときどきピアノ、ときどきシンセという感じで、編成はシンプルながら、どの音も効果的でしたが、でもやっぱりサウンドの要は間違いなくM.Wardでした。彼がギターサウンドで目指しているのは、どうも箱っぽいロックサウンドのような気がしましたね。そういう意味ではBeatlesにつながりますが、演奏スタイルは大きく異なっていて、ストロークはほとんどせず、オブリガード主体でキメてくれました。トレモロを効果的に使ってたのも良かったです。
アンコールは2回もやってくれました!
1回目は、M.Ward全開で、得意のRave On(Buddy Hollyのカバー)やRoll Over Beethoven(これはビートリー狙い?)をやってました。
その後、一旦引っ込んで、2回目のアンコールを2人で始めたんですが、これまた驚き!で、I Put Spell On Youのカバーをはじめちゃいました。Zooeyはシャウト時に、マイクを遠ざけて声を延々と伸ばしたりして、かなり遊んでましたね。
ついついマニアックな細かいことをウダウダと書いてしまいましたが、まあ期待を裏切らないというか、楽曲の良さだけに甘えることなく、ライブでの臨場感まで醸し出してしまうくらいですから、タダモノではないですね。でも、素人っぽさも残っていて、バカ騒ぎっぽいのに、なんかすんなり受け入れてしまうのは、何よりもZooeyの魅力のせいなんでしょうね。
すっかりノックアウトされてしまいました。
良かったです!

2010年8月28日土曜日

8月に買ったCD(She & Him)

ついつい勢いに乗って購入。
日本盤が出てるのが嬉しいですね。
解説では、ビートリー(Beatlesっぽい)な感じが強調されてますが、個人的にはBeach BoysとかSpectorの影響のほうが強いと思いますね。なんとなく同じニオイがします。
セカンドから聴いて、ファーストに移るというパターンはどうかと思いますが、あまりリアルタイムに音楽を聴く習慣がまったくないんで、当人は違和感ありませんね。
率直な感想ですが、こっちのほうがセカンドよりも楽曲の出来映えがいいような気がします。でもカバーがいまひとつ好きになれないですね。2曲ともBeatles絡みなんですが、Beatlesはやっぱり英国ロックなんで、その香りはほとんど期待できないです。変な意味ではないですが、アメリカ人とイギリス人はやっぱり違います。無理だと思います。Beach Boysというフィルターを通した先に見えるBeatlesって感じじゃないでしょうかね。
でも、そんな細かいことはどうでもよくて、これはこれで本当にいいアルバムです。ドリーミーなサウンドは、やっぱりBeach Boysですよね...。
来週いよいよライブに行くんですが、楽しみです。

2010年7月30日金曜日

Live(Earl Scruggs)

先に、Flatt & Scruggsのところでも書いてしまいましたが、Earl Scruggsのライブを見てきました。
由緒正しきRyman Auditoriumでやるということ、26ドルという超破格値であることなどから、思い切ってチケット購入。
正直、まだ健在だったんだ!という驚きもあったんですが、とにかく伝説の人物だけに、期待をかなり大きく膨らませながらも、かなりお歳なんだろうなぁ...とも思って、Rymanの中に入って行きました。
いずれの席も同額で安いこともあって、結構入ってましたね。私は正直購入したのが遅かったんで、1階の後ろの方になってしまったんですね。この席が最悪で、日本だったらクレームになりそうな席ですが、ステージ上面半分が見えないんです。パフォーマーは見えますが、すぐその上から視界を2階のせり出した部分が覆い隠す訳です。Rymanは伝統あるホールですが、しかしこの造りはないよなぁ...ってそれだけでも十分凹んでしまいます。
2階のせり出しから外れている前の席のほうに言ってみると、Rymanの高い天井が見えて、開放感が丸っきり違います。あとで調べてみてわかったんですが、普通は料金を区分してるようで、私が座った席は一番安いところのようです。まあ、スペシャルイベントなんで、私の出だしが遅かっただけに、しかたないでしょう。
椅子は木のフラットな椅子で、なんとも言えない座り心地ですが、私は嫌いではないです。ただ、アメリカでは全般的にそうなんですが、クーラーガンガンで、寒過ぎます。吹き出しの真下だったんで、参りましたね。かなりの大味です。
まず最初は前座だったんですが、Sarah Jaroszというフォーク系の人で、かなり若い感じですが、ギターだけでなくバンジョーやマンドリンやアーチトップを曲毎に持ち替えて、かなりの実力派であります。一人っきりのパフォーマンスでしたが、結構頑張ってました。
しかし、前座というのは、辛いですね。彼女は結局1時間近くも演奏したんですが、長過ぎますね。正直、御大を待ってるだけに、余計にイライラします。でも、アメリカのライブはこういう感じなのか、誰もブーイングなく、暖かく見守ってました。
その後20分近い休憩を挟んで、いよいよ御大登場です。しかし、やっぱりかなりの高齢なので、歩くのも立つのも厳しいようで、椅子に座ってのパフォーマンスとなりました。こればかりは仕方ないです。
演奏が始まったんですが、正直なんとなくまとまりに欠けていて、厳しかったですね。御大の演奏も、リズムに乗り切れてなくて、悲痛な感もありました。でも、そんな彼の一生懸命な姿を、ファンは暖かく見守っていて、「演奏が聴けるだけでも感謝!」という雰囲気すらありました。
どうもRyman出演65周年記念という意味もあったようで、途中でスペシャルゲストとして、思わぬ人が登場しました。Emmylou Harrisでした。ビックリです。かなりの歓声でしたね。2曲披露したんですが、Carter FamilyのKeep On Sunny Sideが染みました。相変わらずの美声で、感動です。
あともう一人マンドリン弾きの方もゲストだったんですが、すいません、誰だかわからなかったです。
そんなこんなで、2時間近くやったようで、終わったら3時間30分近く経過してました。
ある意味、アメリカではこういうコンサートも成立する訳で、本場でないと見れないものではありました。どこか心温まるところが、本当にいい感じでしたね。

7月に買った本(Merle Travis)

まさに勢いに乗じて、本書も購入。
さすが、こういう本まであるのが、Ernest Tubb Record shopの面白いところ。
トラビス奏法の解説本は複数あるんですが、CDが付いている事、前置きで詳しい解説が書かれている事などで、本書を選んだ。
正直、ざっと見たが、めちゃめちゃレベル高いですね。
これが弾けたら、格好いいんでしょうけど...。憧れの域ですね。

7月に買ったDVD(Merle Travis)

もうこうなってくると勢いだけです。
完璧ノックアウトされてしまったんで、レアパフォーマンスというタイトルに刺激されて購入。
これは圧巻です。
大衆芸能という感じはありますが、やってる音楽は本物です。
カメラワークも素晴らしい。彼の手技がすっかりわかってしまいます。
でも、そんなケチはことは言わず、どんどん見せてしまうんですよね...。これが懐深いところでしょうね。マネできるんだったら、やってみろ!って感じでしょうか。
歌モノなど、収録曲もバラエティに富んでいて、退屈させない。
まさにベストパフォーマンスです。

7月に買ったCD(She & Him)

ガラッと雰囲気変えちゃいます。
これも、意外にカントリーつながりから見つけました。
Ryman Auditoriumに改めて再訪したいなぁ...と思い、面白そうなコンサートがないかな...と物色してたところ、このユニットを発見。My Spaceなどを見て、試聴したんですが、これがなかなかいいんですよね。
今となっては失われてしまったような、ややもすれば古臭い感もありながら、ドリーミーな感じは、60年代の音楽の魅力の一部でしたから、それらの正当な継承者になりうる可能性も秘めてるな...と、かなり大きな期待をしてます。
そういう理屈っぽい話を抜きに、結構楽しめます。
今の人達なんで、私が詳しく書かなくても、ネット上ではあっちこっちに書いたものがありますし、動画も結構あります。なんとなく垢抜けない、プロっぽくない感じもひっくるめて、好きですね。完全にツボを突かれた感あります。

7月に買ったCD(Merle Travis)

さあ、いよいよ来ました!
正直、今回大量に買った中で、私は彼こそが最重要人物だと思いますね。
今まで、全く聴いた事がなかったというのを、恥じてしまう位です。
カントリーというジャンルでは決して語ることのできない魅力に溢れてます。
いろいろと、後の影響で語られがちなんですが、私はそういう面はあまり詳しくないんで(すいません、実はChet Atkinsはちゃんと聴いたことがありません。)特に語る事もできませんが、ブルース等黒人音楽のほうが得意な私の耳をもってしても、この音楽には圧倒されます。
ブルースやジャズやカントリーなど、この時代にあった音楽そのものを包括してしまうような、そんな広い海のような音楽に飛び込んでしまった感すらあります。
どちらかというと、インストも否定してたんですが、このアルバムだけは別格です。
とにかく、1曲目からぶっ飛びです。なんていうか、無駄音は一切なく、ドンっと響いてきます。一人でこの音を奏でていること自体が驚異です。以降は完全にMerleの世界にどっぷりです。
正直、これ以外のアルバムのジャケットとかも含めて、彼の姿を見てると、極めて失礼ながら、ジャガイモみたいな田舎のオッサンって感じで、服装やコテコテのギターも含めて、とても好きになるような要素はないんですが、音はぶっ飛びです!黒人とか白人とか、カントリーとかブルースとか、そういう括りで捉えていた自分が恥ずかしくなります。このタイム感というか、圧倒的な音の連続は、まさに極上の音楽そのものです。
ちょっと大道芸人風の媚びた部分も否定しません。しかし、そういうことも含めて、完全に彼の音楽なのでしょうね。語れば語る程、言葉が陳腐になっていくような、そんな気さえします。
このアルバムに関して言えば、最後におまけで歌モノ8曲が入っていて、アルバムとしての統一性を崩している部分はあるんですが、でもこの8曲も強力過ぎて、そういう批判すら霞んでしまう勢いです。歌モノは、ややもすれば古臭過ぎる感もあって、最初は抵抗ありますが、間違いなく引き込まれます。
聴き込めば聴き込む程に、取り憑かれたようになってしまうというのが、彼の音楽の恐ろしいところでしょうかね。凄いです!

7月に買ったCD(Merle Haggard)


これはめちゃめちゃ強力です。
Mama TriedとPride In What I Amという2枚を1枚にしたものです。
とにかく聴いてもらえればわかりますが、Byrds等カントリーロックと呼ばれた音と、彼が目指したところは同じだと思うんですが、アプローチが違うという感じですかね。
ピュアなカントリーの魅力を、蘇らせたかったんでしょうね。私の勝手な妄想ですいません。
でも、このアルバムは素晴らしい!
とにかく、崇拝しているJames Burtonが、ドブロやテレキャス弾きまくりで、それだけでも十二分に楽しめます。
でも、そういう観点だけでなく、この音を素直に聴いてもらいたいですね。
ロックとかカントリーとか、そういうジャンルでなく、素朴にストレートな音楽とはどうあるべきか?という問いに対する答えが、ここにはたっぷり詰まってます。
もちろん(と言ったら恐縮ですが)くだらない楽曲もあることは否定しません。全部が名曲とは言い難いものもあります。でも、私はそういう面もひっくるめて、なんかこのアルバムに詰め込まれている音と空気は、感じ続けていたい気がしますね。
カントリーの魅力は、やっぱり気持ち良さかな...というところはありますが、安直に気持ち良さだけを追求するのではなく、その音の上に何を乗せたいのか、何を伝えたいのか、という根源的な問いになってると思います。
彼のキャリヤや生き様で語られることも多いのかもしれませんが、そういう予備知識なく聴いたんですが、十分楽しめます。むしろそういう面は差っ引いたほうがいいような気がします。
まとまりのない文章ですいませんが、やっぱりカントリーとかロックとかジャンルで括ろうとするのは危険ですね。結局最後はその人そのもので語ってもらいたい、語るようにしたいものですね。
まあ、今回買ったCDには、そういう意味ではいずれものハズレはなかったかな、なんて思ってます。

7月に買ったCD(Josh Ritter)

これまた、またかい!って言われそうですが、ジャケ買いです。
このジャケ見たら、なんかやってくれそうな気がしませんか...。
でも、ジャケ買いっていうのは難しいですね。普段はそんなことは一切しないんですけど、Nashvilleの空気がそうさせるんでしょうかね。
実は、これもなかなかのアルバムです。
私のジャケ買いセンスも、もしかしたら悪くないのかもしれません。
結構、音の使い方も面白いですし、いい感じですね。
シンガーソングライターらしいですが、最近は結構ヒネってますね。
これはじっくり聴いて評価したいです。

7月に買ったCD(David Olney)

これまた、ジャケ買いです。
くどいようですが、コンサバでないカントリーを狙って、この雰囲気に賭けてみました。
ちょっと微妙なところもありますが、頑張ってます。
意外に、おじさんだったりするんですが、でもやっぱり頑張ってますよ。
まだ聴き込み足りないんで、偉そうなことは一切言えませんが、でも悪くないというのが第一印象です。

7月に買ったCD(Gillian Welch)

これは、予備知識なく、ジャケ買いしてしまいました。
一応カントリーの専門店が扱っているんで、カントリーつながりだろうな...という読みと、なんとなくコンサバなニオイが全くなかったんで、期待できるかな...と思った次第です。
結果は、結論から言えば、当たりです。
彼女とダンナの二人で録音した音源で、いずれも素朴かつストレートで重たい楽曲ばかりで、息が詰まりそうなのは否めませんが、この空気は圧巻です。
NashvilleのRCA Studio Bで録音したようですが、とにかく細部にわたってこだわりを感じさせます。
正直英語がさっぱりな私には、丸っきりわからないんですが、歌詞はかなりえげつないみたいですね。それは楽曲の重苦しさから十分想像はつきます。
万人にオススメできるものではないですが、一度は聴いてみたほうがいいような気がします。
好き嫌いははっきりするんでしょうね。
個人的にiPodでヘビーローテーション入りするかというと、ポップなテイストが好きな私には難しいものがあるとは思います。

7月に買ったCD(Old & In The Way)

ん〜、これは微妙ですね...。
意外に、地味にBluegrassやってます。その点は、肩透かしに感じる人もいるのかもしれませんが、これだけの音は簡単には出せないです。やっぱり上手いです。
でも、正直グっとくるものが少ないですね...。
軽いお遊びなんですかね...。
怒られるのを覚悟で書きますが、たぶん好き嫌いの問題だけなんでしょうね。
正直、Deadを完全否定していますし、Rowanも歌い方がなんとなく嫌味っぽくてあまり好きじゃないんですよね。それだけかもしれません。
でも、しつこいようですが、やっぱり、グッとこないんですよね...。ごめんなさい。
微妙に、ハーモニーが気持ち良くなかったりとか、盛り上がりに欠けてたりする、そういうレベルですね。
ライブですから仕方ないんですかね...。
いや〜、そんなことはないと思うんですよね...。
これくらいにしておきます。
これはちょっと聴かないかもしれません。

7月に買ったCD(Everly Brothers)

これもなかなか食指が動かなかったんですが、今回思い切って購入。
やっぱり、基本中の基本でしょうね。
この当時のアーティストは、どうしてもアルバム主体ではなく、シングル主体なので、ベストで買うのが一番です。(残念ながら、オリジナルアルバムの形で発売されてなかったりもしますし、ジャケットとか当時の空気を吸いたい向きにしかお薦めできないのが、正直なところでしょうね。ありあわせの歌が必ず入ってますから。)
このベスト盤は、まずは彼らが売れてスターダムへ駆け上って行く初期の音源が網羅されているということで、購入しました。
ほとんどが以前から知ってる曲だけに、とくにどうこう言うこともありませんが、いずれも重要曲です。
ロックンロールとしては、どちらかというと、クローズドハーモニーを軸にした音作りはカントリーのニオイプンプンで、スイートな魅力は彼らならではのものです。Beatlesがおおいに刺激を受けたのも、納得ですね。

2010年7月29日木曜日

7月に買ったCD(Various Artists)

珍しくコンピレーションです。
テーマは、タイトル通り、ズバリ「Gram Parsonsのルーツを探る!」ってヤツです。
Gram Parsonsは、カントリーロックの重要人物で、ISB〜Byrds〜FBB〜ソロといずれも重要音源なんですが、彼が取り上げてきたカバーの原曲や、彼が影響を受けたと思われる楽曲を収録してます。
まあ、正直ちょっと掘り下げが足りない(ソウル系のカントリー的な部分にスポットを当てたカバー曲を取り上げてない)ような気がしたり、ひどい曲(原曲でないもの)も含まれたりして、満点とは言い難いんですが、でもカントリーの重鎮の重要曲も多く含まれていて、いい感じです。
車で聴くにはちょうど良くて、今回一番聴いてたかもしれません。
面白いのは、この音源はドイツ製だということですかね。ヨーロッパや日本の方が、こういう音楽を正当に評価しているような気がします。アメリカでは、古いカントリーを聴いているというと、ほとんどバカにされちゃうんですよね...。ラジオやテレビのカントリーもほとんどがコンサバで、形骸化してます。NashvilleでもRyman Auditoriumという由緒正しきところでも純然たるカントリーで食ってる訳ではありませんし、ダウンタウンのライブハウスはトラッドなカントリーなどほとんどなくバカ騒ぎしてますし...って感じです。Country Music Hall of Fameくらいですかね...。やっぱり日本での演歌と共通するところを感じてしまうのは、私だけでしょうか。
まあ、ブルースも似たような状況ですから、常に日進月歩で過去はさっぱり忘れ去る傾向は共通点でしょうかね。姿形を変えて、どんどん今の音楽に進化してるってことでしょうか?
Gram Parsonsが目指したものは、そんなものだったのでしょうかね...ちょっと考えさせられます。

7月に買ったCD(Flatt & Scruggs)

いよいよカントリーです!
なかなか忙しくて、カントリー専門店(Ernest Tubb Record Shopsというダウンタウンのど真ん中にあるお店)にやっと訪問できたときには、ついつい怒濤のように買ってしまった訳です...。
まずはこれです。
実は、昔々私もBluegrass Bandをやってた時期があり、でも実はBluegrassはさっぱり好きになれず、単に自分の技術を磨きたかったので、ジャムが主体のBluegrassの世界に飛び込んだというのが正直なところでした。マニアックな話ですいませんが、ギターのベース弦(6〜4弦)をボンと鳴らして、高い音(3〜1弦)を鳴らすという基本的な弾き方や、コードが変わるときにベース音をずらす手法(ベースラン)なんてのを、この世界で学んだんですが、今でも基本中の基本になってますね。意外にこの弾き方が出来ない人も多くて、単にストロークするだけよりは、グッと格好良さが増す訳ですが、ギター弾きの方からしたらかなりレベル低い話ですいません。そんなレベルです。
どんどん話が逸れてしまいますが、その手法の中で、Gランと呼ばれるベースランの方法を編み出したのが、このLester Flattだと言われてます。当然私もその影響を少なからず受けている訳です。
しかし、このジャケットを直視してください!当時の私は若かったんで、当然ですが、このスタイルには抵抗がありましたね。どうみても、失礼ですが、田舎の親父がカウボーイハット被って何すんねん!って感じですし、歌も独特の歌い回し(なんか演歌に共通するリズムを崩した歌い回し)は好きになれる訳がなく、Blues & Soul寄りの私が長続きするはずもなく...という苦い思い出でした。
そんな長い過ぎる前置きはどうでもいいですが、改めて聴き直してみると、なんかこのイナタさがいいんですよね...。歳取ったんでしょうね。まあ、彼らの歌は、上述の通り個人的にはBluegrass Jamで鍛えられた時に演奏しまくったのものあって、なんかほとんど知ってたりするんですよね。だからなおさら懐かしく聞こえるんだと思いますが、そんなこととは無関係に、このCDに収録されている音源を録音した頃はヒットメーカーで飛ぶ鳥を落とす勢いだったんで、間違いなく素晴らしいです!
Lester Flattの話を先にしてしまいましたが、Earl Scruggsも5弦Banjoの早弾きスタイルを確立した人で、実はLester Flatt以上に重要人物です。で、この人はまだ健在なんですよね...。もう86歳なんですよ。本当にたまたまですが、彼の姿を今回生で見てしまいました。Ryman Auditoriumという名ホールで、彼のRyman出演65周年を祝うコンサートがあり、観てきましたよ。往年の姿はもうないんですが、でも心温まるステージは感動的でしたね。
相当逸れまくってしまいましたが、これはとにかく彼らの全盛期を記録した重要なCDなので、必聴です!

7月に買ったCD(The Temptations)

次もカントリーではなく、ソウルです!
たまたま、用事があってデトロイトへ行ったのですが、さすがデトロイト、モータータウンなだけあって、空港にMotown Shopがあったりします。当然空港なんで、あまり品揃えもよくはないんですが、60年代のMotownかぶれな私は、ついついこのCDに手を伸ばしてしまった訳です。
実はアナログでは擦り切れるほど聴きまくってしまったんで、CDまでは食指が動かず...というパターンで、ずっと気にはなってたんですが、そのままでした。そういうパターンって結構あって、先日も紹介したArethaなんかもそうですね。20年以上前はブルース&ソウルにどっぷりで、中古でLPを漁ってたのを思い出します。
アルバムそのものは、超名盤で、私がどうこういう作品ではありません。彼らが売れるきっかけになった名曲を中心に、全曲タイトル通りSmokeyのコピーで、Smokeyの作曲才能を改めて見直した方も多いのでは?これをきっかけに私はMiraclesにもはまりましたね。
素晴らしいです!

7月に買ったCD(Bobby Womach)

怒濤のごとく紹介します!って書いて、ずいぶん間があいてしまいました...。
またまたNashvilleに再訪してたんで、まったく時間がなかったというのが正直なところです...と言い訳から入ってしまいましたが、まずはこれを紹介します。
さんざんカントリーを語りながら、丸っきり違うのが面白いところですが、たまたま借りたレンタカーは外部音源が接続できる手段がなく、ラジオもつまらなかったので、退屈しのぎにWalmartで買ったのがコレ。
正直あまりいいのがなくて、実は昔から知っていながら、じっくり聴いた事もなかったもので、ついつい手を伸ばしてしまった次第。
でも、正直微妙ですね...。なんか甘い感じのアレンジが、どうもなじめないです。それだけで一刀両断するにはもったいないのは重々わかってるんで、またじっくり聴きたい感じです。

2010年7月6日火曜日

7月に買った本(Tony Russell)

先月から1ヶ月近くアメリカのNashvilleに行ってきました。
Nashvilleといえば、通称Music Cityと呼ばれ、かつてはアメリカの音楽出版社が集まっていたところで、Country Musicの聖地です。
でも、実は、今は結構さびれちゃってるんですが、しかし日本では知名度の薄いカントリーも、本場ではまだまだしぶとく生き残ってますんで、この街もまだまだ輝きは失ってません。(正直、今のカントリーはあまりにコンサバで、好きではないんですが。)
そんな街の空気を思いっきり吸ってしまって、すっかりカントリー指向へとトッブリなんですが、この後怒濤のごどく買ってしまったCDをご紹介する前に、まずは久々に洋書です。
洋書ですが、当然英語な訳で、さっぱり本当に英語がダメなので、勉強を兼ねて買ってみました。
ペーパーバック版と、ハードカバー版があり、値段が倍近く違うんで、ペーパーバック版でも良かったか...と思いつつ、記念に(意味不明ですね)ハードカバー版を買いました。
内容ですが、カントリーミュージックの起源を掘り起こそう!という、かなりコアなものです。Jimmie RodgersやCarter Familyといったメジャーどころも含まれてますが、The Lostとサブタイトルにも書いてますが、まったく名の知れないアーティストまで取り上げているのは凄いです。果たして音源すらあるのか疑問もありますが、オールドタイミーなルーツミュージック好きとしては、写真を見ているだけでもワクワクしますね。アーティストをちょっとずつ紹介する構成なんで、英語を読むのも苦痛を感じない程度では...なんて甘いことを考えながら、まだページをめくり出したばかりです。
この本を元に、またアーティスト発掘というのが面白そうです。
ちょっとびっくりなのは、オックスフォード大学出版の発行であること。作者はイギリスのルーツミュージック研究家で、他にもいろんな本を出してますが、そんな人が大学の出版会社と組んでこういう本を出す土壌があることは、世界的な文化遺産保護という観点からみても凄いですよね。(訳のわからない調子になってしまってます、ごめんなさい。)
このコメントをみて興味を持たれた方は(いないでしょうけど...)、日本のアマゾンでも現地価格並みでペーパーバック版が置いてあるんで、お試しください。日本のアマゾンもびっくりです。

2010年6月12日土曜日

6月に買ったCD(The Beatles)

今月はちょっと買い過ぎですね。
これまた、Beatles Magicを解き明かしたい思いで購入しました。
でも、一番マニアックな仕上がりでしたね...。
ライブバンドとしての彼らの実力はなんとなくわかってましたが、やはり初期の音源を聴くと、その凄さがよくわかりますね。
また、彼らが名作をどう練り上げていったのかも、これらの音源を聴けばよくわかります。
でも、それがどうなの?という感じもしますね。結局彼らが最後に「これだ!」と決めてリリースしたものが最高な訳で、そこにはMagicもなにもなく、紛れもなく彼らの真の実力だけでしょう。プロダクションも含めてですが。
まったくの個人的見解ですが、このアルバムは、もっと安価な値段で出すべきでしょうね。マニア向け過ぎます。端的に言えば、没テイク集ですし、新しい発見はないです。ここまで言い切ったら、マニアに怒られるんでしょうかね...。

6月に買ったCD(Jack Johnson)

これまた意外でしたね。
ALOは期待し過ぎて期待外れだったんですが、こっちは期待してなかった(ごめんなさい)のに期待以上でしたね。
なんか音がソリッドで、今までのホンワカムードとは違う一面を見せてくれている気がしますね。
もちろん、あいかわらず「らしい」感じの曲ありますけどね。
これはじっくり聴いて行きたいです。

6月に買ったCD(ALO)

ちょっとがっかりしましたね、正直。
Zach Gillは結構好きなんですが、このアルバムは目玉をまだ見つけられないでいます...。好みの問題だけのような気がしますが、今のままだとあまり聴かないままiPodの肥やしになるだけかもしれません...。
<2010年8月追記>
反省です、コメント訂正します。
じっくり聴いてみたら、なかなかいい感じです。
ライブ感がかなり強調されていて、雑な感じが先に出てるんですが、結構中身は凝ってます。

2010年6月3日木曜日

6月に買ったCD(The Beatles)

これもまた今更ですね...。
同じくBeatles Magicを探りたいがゆえに、彼らの真の実力値を図るにはライブ音源が一番だろうと思い、加工もされてない状態の音が聴けるのはこれしかない!と考え、購入。
これを聴くと、荒削りなところもあるんで、下手な印象を持つ人もいると思うが、4人で最大限の音を出しているのはさすがだ。特にハーモニーは、このレベルまで達しているバンドは少ないのでは。リズムセクションもめちゃめちゃ上手いんで、これ以上何を望むのか...と思いますね。やはりバンドの基本中の基本でしょうね。ボーカルを中心に据えた音作りという意味では、これ以上のいい見本はないと思います。いかがでしょうか?
彼らも若いんで、音に良くも悪くも勢いがあり、荒削りに聞こえるのは仕方ないですが、私はこの勢いは好きですね。時間的問題もあったり、持ち歌の数などの事情もあったのでしょうけど、カバーが多くて、かつラフなアレンジが多いんで、実験的な意味合いもあったとは思いますね。
まあ、マニア向けであることは否めないでしょうけど。

2010年6月2日水曜日

6月に買ったCD(Paul Clayton)

これは難しいですね。
Dylan絡みで買ったんですが、Dylanとはずいぶんカラーが違って、カントリー系の保守的な感じがどうも鼻についてしまいます。
ごめんなさい、私はちょっとダメっぽいです...。

6月に買ったDVD(The Beatles)

本当にいまさらなんですが、このDVDを購入。
実はテレビ放映されたときは、録画もして、きちんと見たんで、長尺版とわかってはいるものの、食指が動かず...という感じなんですが、今参加してるバンドでBeatlesのカバーをやってるもので、ついついBeatles Magicのベールを剥がしたい思いで購入。
そんな意図とは関係なく、一気に全部見てしまったんですが、演奏シーンはYouTubeで見てしまっているのがかなりあって、特に衝撃を受けるのが少なかったですね...。
やっぱり値段といい、内容といい、マニア向けでしょうね。

2010年6月1日火曜日

6月に買ったCD(Aretha Franklin)

いまさらこの超名盤を入手。
LP時代に購入して以来、彼女のベストを持っていたので、改めて買う気にはなかなかならず、二十年近く経過したんですが、何がどうという訳でもなく、輸入盤が安かったので、思いつきで購入。
彼女のAtlantic時代の音源はいずれも文句なしに素晴らしいが、個人的には初期の数枚が好きですね。Muscle Shoalsのリズム隊を軸にした音作りは完璧です。またその上に乗っかってくる彼女のボーカルは圧巻ですね。
今から振り返ってみると、サザンソウル(アメリカ南部のソウルミュージック)がミュージックシーンを席巻した期間は短かったですし、彼女も70年代に入ってからは時代の流れに合わせざるを得なくなる訳ですが、そんなことも含めて考えると、この時期のアルバムがやっぱり最高なんでしょうね。今となっては、アメリカ南部で独自の音楽が生まれるような土壌などなく、私も10年ほど前に渡米した時に、その幻想を抱いてStaxを探しまわったのを思い出してしまいます...。
話が逸れてしまいましたが、サザンソウルが輝ける時代の空気がたっぷりつまっていて、それが今はもう味わえないものだけに、このアルバムを特別なものにさせているのは事実でしょう。ケチのつけようがないというのが、正直なところです。

2010年5月15日土曜日

5月に買ったCD(Karen Dalton)

これはかなりヘビーですね。
どうしようもないやるせなさが充満しているという感じで、延々と重苦しい音楽が展開されていきます。彼女の歌声と独特の12弦が軸になっており、曲が変わった事すら気付かないくらいに、ずっと同じ調子です。
軽妙さは微塵もなく、独特のしゃがれ声と相俟って、なんとも言えない世界が展開されてます。
正直私は声も含めて好きじゃないですね。ゴメンナサイ。

5月に買ったCD(Ginger Baker's Air force)

これは濃厚ですね。
Cream解散〜Blind Face結成・解散という流れの中で、スーパーバンド指向を高めて行ったんですが、かなりひねくれたメンツなだけに、素直にハードなロックを繰り広げるはずもなく、ジャズやらアフロビートやらに傾倒していく姿を捉えた一種のドキュメンタリーです。
ライブなんですが、圧倒的というか、威圧的な感すらあります。
でも、私の好みかと言われると、微妙ですね。Ginger Bakerは、なかなかのめり込みにくいんですよね。やっぱり根っからのプレイヤーだからでしょうか...。どうしても声が入ってないのは苦手なんですよね。だったら買うなよ!って突っ込まれそうですので、これくらいにしておきましょう。ジャケットも、冷静に見ると、これまた何とも微妙ですね。