2008年12月26日金曜日

2008年のMy Best CD


リアルタイムなCDをほとんど買ってないにもかかわらず、またまた今年のベストを選んでしまう訳ですが、正直最大の話題はやはり鈴木カツさんの「こだわりアメリカン・ルーツ・ミュージック事典」の発売でしょう。新書形態でこのような本が出版されること自体が夢のようです。今年はこの本で知ったアーティストを聴き込んで行くために購入したものが半数位だったと思います。
あとは、Jack Johnsonの来日も素晴らしかったですね。その余波で、ALOに辿り着きました。
で、正直かなり偏ったチョイスだとは思うんですが、やっぱりワタクシ的には この Zach Gillのソロをベストに選びたいです。ベスト!って感じの気負いもないアルバムですが、このゆったりした感じはやっぱりタダモノではないと思うんですよね。とにかく声が渋過ぎる。
次点は、山ほどあります。Louvin BrothersやFera Kuti...、名盤揃いでした。
CDの話題しかしてないですが、DVDもなかなかのもので、Johnny Cash Showは感涙モノです。
ちょっとチープな言葉しか出てこないのが残念な今年の総括ですが、もう音楽の世界にはまり込んで20年以上経過してますが、やっぱり隔世の感ありです。聴き始めたころは、必死に中古レコードを探しまくっていたクチなもので...。
ということで、良いお年を。

2008年12月20日土曜日

12月に買ったCD(Buddie Emmons)


これまた鈴木カツさんの本から。
私自身ラップスティールを弾くんですが、こういうと怒られそうですが、ブルースのボトルネック奏法の延長線上で捉えているんで、どうもカントリーやハワイアンのラップスティールの音や奏法はあまり好きではないんですよね...。これは完全に個人的な好みだけの話ですが。
そんな"ラップスティール"で"ジャズ"という単純明快なタイトルに、なんとなく弾かれて購入。
しかしどうもミスマッチのような気がするのは、私だけか...。
ジャズミュージシャンがカントリー寄りに、カントリーミュージシャンがジャズ寄りに、という感じで、それはそれで面白いか。
でも、ごめんなさい、やっぱり個人的には好きになれないですね。

12月に買ったCD(Dave Apollon)


最近、個人的にはマンドリンにはまりつつあり、いろんなスタイルを聴いてみたくなって、本盤を購入。(自身のマンドリンはさっぱり上手くはならないが...。)
聴き始めてすぐにDavid Grismanを思い出したが、ライナーなどチェックすると、プロデュースがGrisman自身になってました。
無声映画時代の音楽、というのがまず思い浮かんだイメージだが、とにかくフラットマンドリンの演奏と言えば、どうしてもブルーグラスという印象になってしまうが、こういう音楽にも全く違和感なく溶け込んでいる。演奏テクニックは抜群で、ボウルバック(後ろが丸いマンドリン)から始めた経歴や、ロシアで生まれ育ったことなどが、特異な資質を作り上げたのかなぁ...等等イメージがどんどん膨らんで行く。芸人という言葉の方がマッチするかもしれない。
2枚組でかなりのボリューム。個人的にはいずれの曲もかなり短いので、聴き易い。

2008年11月13日木曜日

11月に買ったCD(Four Freshmen)


久々のCD購入。(ちょっと忙しかったもので...。)
Beach Boysが好きなのに、今まで買ってなかったのも不思議だが、これまた鈴木カツさんの本の影響で購入。
Beach Boysがかなり影響を受けたのは、周知の事実で、改めて説明するまでもなく、この音楽を聴けば明白である。ここまでよく似たものだと関心させられる。
ただ、あくまでも私個人の印象だが、これを10代の若者が本当に好んで聴いたのか懐疑的に思えてしまう。どちらかというと音楽の中から溢れてくる演奏者自身そのものの様々な感情の部分こそが音楽の本質であると考えているタイプなもので、"まさにロックンロール"な感じが好きな私としては、正直かなりソフト&スムーズな感じで、イマイチ引っ掛かりがなくて物足りないんだよなぁ...。
まあ、じっくり聴いてみましょう。

2008年9月14日日曜日

9月に買ったDVD(Wim Wenders)


いまさらながら、The BLUES Movie projectのDVDを購入。シリーズ全作を一気に購入とは行かず、バラで手に入れた。
私事だが、ブルースは、自分がまだ感受性豊かだった(?)高校生〜大学生の時代にどっぷりはまって、一時は古いBlack Musicしか聴かない時期もあった。どんどん遡って1920年代あたりまで幅広く聴いて、自分自身もBlues Manを目指していた。人とは違うという違和感や劣等感を抱いていたこともあって、Bluesという世界に共感を覚えたのだろう。ただ、それも幻想とすぐ気付いたのだが。
前置きが長くなったが、そういうBluesを最近原点回帰じゃないが、音楽として見直そうと改めて聴き始めた。(実は大げさな気持ちではなく、弾き語りの演奏法のひとつとして戦前Bluesのギタースタイルに学びたいと思っただけだが。)
実はあまり聴き込んでない音源がそれなりにあるだけに、改めてCD購入するよりも、BluesがAmericaの中でどう育まれたか、そしてAmericaの中でどう捉えられているのか、といった視点で見直してみたいと思い、このDVDシリーズに行き着いた次第。このシリーズは、正直タダモノではない監督陣で、それぞれがどういう解釈でBluesの映像に取り組むのか、見る前からワクワクさせられるものがある。
で、本作。Wendersが大好き!というクチではないが、昔のミュージシャンだけでなく、現代のミュージシャンによる演奏も収められているという流れが面白そうなので購入。
狙い通りで、昔のミュージシャンと現代ミュージシャンとの対比が同じ楽曲を通して見えるスタイルが面白い。特に現代ミュージシャンのそれぞれの演奏シーンはリアルにライブなので、非常に参考になった。なかでもBeckは期待を裏切らない。
しかし、J.B.Lenoirの幻の映像で音源が別モノだったりするのは正直戴けない。音がなかったのか?
他にマイナスなのは、昔のミュージシャンが臭い再現映像で展開されることと、せっかくのライブ映像がきっちり最後まで聴けないことあたりか。再現映像がどの程度根拠のあるものかはわからないが、音楽を聴きやすくさせる効果はあるようだ。GospelとBluesの対比、60年代英国ミュージシャンへの影響、フォークブーム時の再発見(?)等まあ一通り網羅してるかな...という感じ。
しかし、私の思春期の時代(80年代)は、Bluesは葬り去られたような感すらあったし、このDVDのように様々なアーティストが演奏するようなこともなく、Bluesの演奏方法自体もかなり謎めいたものさえあったが、このDVDを見ると正直なんとも感慨深いものがありますね。

2008年8月24日日曜日

8月に買ったCD(Zach Gill)


完全にはまった感があるが、タイムリーにZach Gillのファーストアルバムが発売されたので、予約までして購入。
全曲彼の楽曲で、キーボードの他にバンジョーやギター等もこなしているようで、さすが。(Jack Johnsonも参加してるようだが、彼のソロということもあって、目立った形ではない。)ALOとは違って楽曲は私的なニュアンスが強いが、あいかわらず音遊びのセンスは抜群で、様々なキーボードがかなり効いてる。やっぱり格好いい。
正直まだじっくり聴き込めていないが、これからが楽しみなアルバムだ。

2008年7月12日土曜日

7月に買ったCD(ALO)


先日のJack Johnsonのステージで鮮烈な印象を残したZach Gill。さっそく彼のバンドのCDを購入。と言っても、1年遅れでまるっきり旬でないのがいかにも...ですが。
それはさておき、このCDは侮れません。とにかくZach Gillが光ってます。
かく言う私も演奏者の端くれなもので、ついついCDと一緒に歌ったりして日々の練習をするんですが、彼の歌はさらっと歌ってるのに、結構難しかったりするわけで、これに対して身の程知らずにも彼の才能に嫉妬している自分がいるわけで、情けない次第です...。まあ、そんなことはどうでもいいとして、このアルバムはかなり気持ちいい作品であることは間違いないでしょう。ついつい聴いてしまってます。
巷では彼らのようなバンドのことをジャムバンドと言うようですが、私にはAllmansあたりがジャムバンドのイメージなんですよね...。

2008年6月13日金曜日

6月に買ったCD(Django Reinhardt)


いまさらながら購入。
陳腐だが、やっぱりこの哀愁は最高。エレガントをまさに地で行ってる。
ただ、どうもCDのスペシャルエディションという編集物は、本来オリジナルが持っていた味を損ねているような気がしてしまう。
本盤も、ジャケット裏がLPのもののコピーになっているようだが、どうも曲順が違う。
よく調べずに、日本盤ということで買ったが、輸入盤で2枚組のものまである。こっちのほうが安くて凄いではないか!(ちょっとセコい話ですいません。)
自分が悪いのだが、インストもので歌詞などの情報がないものは、輸入盤でもいいだけに、完璧ミスジャッジ...。
あまり内容に関係ない話ですいませんが、みなさんもお気をつけて。

6月に買ったDVD(Johnny Cash)


実はあまりJohnny Cashは好きではないのだが、あくまでもSun Record時代しか知らないし、なによりもこのDVDはゲストが凄いので、購入。
Neil Youngは彼のピーク時期なだけに凄いし、James Taylorも感動的だし、Dominosなんてこれしか映像ないのだからDuaneがいなくても感涙なのにCarl Perkinsとジャムったりする。
個人的には、Roy Orbisonが独自の世界を展開した後で、かなりルーズなJohnny Cashとのジャムが面白かった。
アメリカンミュージックの奥深さを改めて俯瞰できる。
肝心のShowの主役は、ちょっと古臭い楽曲アレンジ多く、やっぱり好きにはなれなかったが、しかしこのDVDは必見。

2008年5月11日日曜日

5月に買ったCD(Bob Wills)


またまた鈴木カツさんの本からのチョイスで購入。
ウエスタンスイングと呼ばれるもので、フィドルの音が気持ちいい。
ちょっとジャジーな要素がミックスされたカントリー。繰り返し聴いてみよう。

5月に買ったCD(Nuggets)


60年代のB級サウンドのオムニバス。
こういう音楽が好きな人にはたまらないアルバムだろう。
選曲のコンセプトがはっきりしてるので、裏切られる事は少なく、聴いていて楽しいが、ちょっと飽きてくる部分もある。
SagittariusやTurtlesあたりが入っていたりして、ちょっと驚いた。

2008年4月25日金曜日

4月に買ったCD(Louvin Brothers)


鈴木カツさんの「こだわりアメリカン・ルーツ・ミュージック事典」にはまって、知らないアーティストの発掘に乗り出しているが、たまたま本場Nashvilleに行く機会があって、Country Musicの専門CDショップであるErnest Tubb Record Shopにて本盤を見つけ、値段も安かったのもあって、即購入した。
クローズトハーモニーと呼ばれるコーラスを売りにした兄弟で、さすがに絶妙。固めのフラットマンドリンの音も気持ちいい。
聴けば聴くほど良くなってくる感じ。
どうしてもカントリー自体が同じような曲のオンパレードに思えてしまうのは仕方ないところだが、現在の形骸化したカントリー(そうでないのもあるが)と比べるものではない。カントリー全体を一括りにして、古臭いものとして片付けるには、あまりにももったいない。色眼鏡で見ずに、一度経験してもらいたい世界だと思うが、いかがでしょうか?

2008年4月13日日曜日

Live(Jack Johnson)

ジャックジョンソンの来日公演を観に、横浜赤レンガに行ってきました。
野外フェスという感じのユルいイベントで、席もなく、15時から開演しましたが、入場がなかなかできず(チケットをリストバンドに交換するのに行列)イライラしつつ、30分遅れでやっと入場。
前座は、まるっきり知らないMason Jennings〜Kaukahi〜Matt Costaと続いたが、タイムテーブルをチェックしてなかったので、御大登場までずっと立ちっぱなしで正直疲れた。
ジャックジョンソンのライブそのものは、彼の自然体の演奏や歌がなんとも格好良く、かつ心地よく、レコードの演奏もシンプルだがライブでもそのままで、なんともいい。
特に印象的だったのは、ジャックジョンソンの弾き語りでの説得力や、味のあるギター、脇を固めるメンバー(特にピアノの人ザック・ギルがいい)。
約2時間近くの演奏だが、中だるみも少なく、かなり良かった。
やっぱり旬な人は違う、という印象。

2008年3月24日月曜日

3月に買ったCD(The King Sisters)


かなり斬新なスティールギターが聴けると小耳に挟んだので、柄にもなく買ってみた。
Hawaiianだが、どちらかというと、Hawaiianベースのポピュラーミュージックという感じ。
正直、これはキツい。

3月に買ったCD(John Pizzarelli)


鈴木カツさんの「こだわりアメリカン・ルーツ・ミュージック事典」という本が刊行され、正直驚いた。
正直注目を集めているとはいえ、文章であまり紹介されることのない様々なミュージシャンが紹介されており、好き嫌いはあるが、感動モノである。60人もピックアップしている関係上、各々のアーティストの紹介内容はちょっと薄いが、知らないアーティストの文章を読む限りこれでいいのかも、と思えてもくる。
ということで、話が逸れたが、その本で紹介されているが私の知らないアーティストへのチャレンジ第一弾として、本盤を購入した。
Nat King ColeやFrank Sinatraといったスムーズなジャズボーカルは正直苦手なのだが、Bob DoroughのJust About Everythingは結構好きだし、アコースティックギターでジャズというのにそそられた。
いきなりRoute66の格好良さにヤラれたが、最後まで通して聴くとちょっと飽きてくるところもあったりする。私自身はあまりJazzにコンプレックスを抱いてないので、正直もう一工夫欲しいところもある。とはいえ、なかなか気持ちいいアルバムだ。これが80年代のアルバムであること、かなり近い世代であることが、一番驚かされた。

2008年3月9日日曜日

2月に買ったCD(The Raspberries)


一変して、パワーポップ。
Big StarやこのRaspberriesといったパワーポップは、深みに欠けるが、聴いていて気持ちいい。
ベストアルバムしか持ってなかったが、怒濤の再発ラッシュに、嫌いな紙ジャケットだが購入。
彼らのサードアルバムということだが、いわゆる変形ジャケットというやつで、それなりにBig nameになっていたのだろう。紙ジャケでその変形をそのまま再現してるが、このサイズだと、当時の凄さがイマイチ伝わらない...。
それは置いといて、肝心の音の方だが、可もなく不可もなく、まあ楽しめはするが...という感じかな。名盤とはいかない。
ベストアルバムで十分だったかな。

2月に買ったCD(Fera Kuti)


アフリカミュージックへの初挑戦。
ジャケットからして、熱く、引き込まれる感じ。
中身は、とにかくそれぞれの曲が長いが、冗長な感じはない。ファンクミュージックとしても上質なものだ。
歌詞が理解できないのが残念。
じっくり聴いていこう。

2008年2月10日日曜日

2月に買ったCD(Jack Johnson)


来日公演も決まり、予習ということで購入。
エレキで新しいサウンド、というのを売りにしている感あるが、曲調が変わるはずもなく、あまり今迄と変わった感じがしない。
音楽に癒しを求めるのはどうも違和感があるし、決して彼の音楽をそういう言葉で片付けたくもないし、でもリラックスした感じを売りにしているのは事実で、その範囲から出てくることはないので、ある意味コンサバな感じかも。
前作のサントラ盤が最高傑作だと思ってるので、それを超えるものではなさそうだ。

2008年1月31日木曜日

1月に買ったCD(Miles Davis)


このBlogのタイトルに多いに反しているが、年も越したことだし、気分も変えて、チャレンジ的に購入。
意外に、Miles版R&Rという感じかもしれない。
とてもちょっと聴いただけでは理解できるはずもなく、我ながらPoorなコメントで嫌になる...。
じっくり聴こう。

2008年1月14日月曜日

1月に買ったDVD(Bob Dylan)


伝説のニューポートの全貌に近い形が見れるとあって、とにかく購入。
すでにNo Direction HomeやNewportといったDVDで部分的には紹介されていたが、今回Dylanの成長期〜絶頂期の3年間が一気に俯瞰できる感あり。とにかく陳腐な表現になるが、格好いい。
内容について細かく書くのは控えるが、一部映像と解説が食い違っていたり(読み取れないだけか)映像の流れでおかしいところがあったり等多少の欠点はあるにせよ、ファンにとっては間違いなく涙モノだろうし、すべてのロックファンに見てもらいたい映像だ。
個人的には、なんとなくJoan Baezが少し悲しい感じに映ったが、私だけだろうか。

2008年1月13日日曜日

1月に買ったCD(U2)


珍しくリアルタイムに聴き、結構ハマったCDだが、スーパーデラックスエディションということで、DVDや未発表音源満載とあって、改めて購入。
シンプルで、かなり独自な音は、ややもすればスカスカで、かなりスレスレの感ありだが、彼らのルックス等のオーラがそれらを十分補って余りある。
しかしライブDVDは、なんかそういうバンド価値を下げてしまっている面もあり、なんとも評価が難しいところ。

2007年のMy Best CD


年を越してしまってますが、いまさらながらMy Bestをチョイス。
しかし、リアルタイムなCDをほとんど買ってないので、年度毎にベストを選ぶ行為そのものが無意味な気がしないでもないが。
で、My Bestですが、これしかないでしょう。
やっぱりこれが一番聴いてる。
一昨年から聴いてるので、そういう意味ではちょっと反則だが、やはり飽きない。
いろんな過去の音楽からのパクリという側面も否めないが、それを差し引いても純粋に格好いい。
他に、Anthology of American Folk Music(ボリューム多くてまだ聴き込めてない), Gabby Pahinui(名盤だが好みからちょっと外れる)あたりが次点かな。